記事日付 | 20090630 |
タイトル | 狂犬病-米国:(ノースカロライナNC州)、キツネ、ヒトの曝露 20090630.2360 |
国名 | 米国   |
感染症名 | 狂犬病 |
概要 | 保育園にキツネが入り込み、4才の少女が咬傷を受けた |
和文 | http://northeast-nc.injuryboard.com/miscellaneous/rabies-risk-from-animal-attacks-a-concern-in-northeast-north-carolina.aspx?googleid3D265862 Durham and Orangeの両郡で、狂犬病の動物による被害がくり返し報告されていることから、ノースカロライナNorth Carolina州北東部では、今も野生動物に狂犬病感染が発生している事実が再認識された。最近、Durhamの4才の少女1名が、保育園の柵に囲まれた庭に、よじ登って侵入したキツネ1匹の咬傷を受けた。数時間後にChapel Hillでも、別の1匹が2人の女性を襲ったと報じられている。野生動物に襲われたり、ペットが攻撃された場合には、狂犬病が公衆衛生上の問題となる可能性がある。狂犬病は非常に危険な疾患である;治療されない場合、死亡する。このように危険な病気ではあるが、州北東部でヒトやペットが狂犬病に遭遇する機会は、比較的まれである。ペットの中では、ネコが最も感染することが多い。毎年狂犬病が報告される動物の大多数が、アライグマ、スカンク、コウモリ、キツネなどの野生動物に発生する。飼っているペットの狂犬病ワクチン接種状態が、最新のものであることを確認することが重要である。狂犬病の予防接種を受けていないか、または3年以上追加接種を受けていないペットが、狂犬病に曝露した可能性がある場合、10日間隔離した上、その動物が狂犬病を発症するかどうかを観察する。感染があったと考えられるペットは、6ヶ月間隔離しなければならないが、多くの家庭はその費用を出すことができないため、安楽死させざるを得ない。狂犬病は、狂犬病動物の咬傷により感染することが多く、曝露した場合に感染のリスクを減少させる効果的な手段として、石けんと水でキズをよく洗うことがCDCにより勧められている。また、28日間に6回の注射を受ける必要がある。 [Mod.CP注-咬傷の日時は明らかにされていないが、これまでProMED-mailに登場したことのない患者と思われる。狂犬病動物のその後や、患者らの治療に関しても記載がない] 地図 隣接するDurham and Orange 両郡は、North Carolina州北部に並んでいる http://county-map.digital-topo-maps.com/north-carolina.shtml |
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