記事日付 | 20090706 |
タイトル | パラインフルエンザウイルス-カナダ:タイプ3 (オンタリオON) 新生児 20090705.2413 |
国名 | カナダ   |
感染症名 | パラインフルエンザウイルス |
概要 | Respiratory virus outbreak contained at Mac's neonatal ICU unit Mac's 新生児集中治療室の呼吸器ウイルスのアウトブレイク、鎮静化 |
和文 | http://www.thespec.com/News/Local/article/593666 ハミルトンHamiltonの衛生当局者は、McMaster hospitalの新生児集中治療室neonatal intensive care unit NICUで3人の新生児が呼吸器ウイルスに感染したため、アウトブレイクを宣言した。早産児らが感染したのは、parainfluenza type 3ウイルスであることが確認された。このウイルスは、咳と発熱などの呼吸器症状を伴う季節性のウイルスである。その後新たな感染例は発生していない。44人の新生児のいるこのNICUは、見舞客や入院患者の受け入れを継続し、感染した3人の新生児は隔離して注意深く監視されている。いずれの新生児も回復した。H1N1豚インフルエンザウイルスとは関係ない。parainfluenza type 3 virusは、季節性インフルエンザウイルスほどの危険性はないが、早産児にとってはリスクがもたらされる。春から夏の季節に新生児によrく見られるウイルス感染で、多くの場合は治療を必要としない。... [Mod.CP注-初めて確認された parainfluenza virusは、1952年の日本で発見された Sendai virus (parainfluenza virus type 1)で、1955年には急性喉頭気管気管支炎(クループcroup)の小児からtype 2 が、1985年には気道感染の小児から type 3が分離され、type 4は1960年に軽症の気道感染の小児から分離された。基本的に乳幼児の感染症で、上気道感染や下気道感染をおこす。発熱を伴う普通感冒、クループ、気管支炎、肺炎などである。成人でも、市中気道感染症の原因となり、重症度も様々である。Human parainfluenza virus type 3 HPIV-3は、新生児や乳幼児の肺炎および細気管支炎の、respiratory syncytial virus(RSウイルス)に次いで多い原因ウイルスである。毎年HPIV-3の感染流行が主に春から夏にかけて発生し、他のパラインフルエンザウイルスのアウトブレイクより長い期間にわたって続く。一生の間、再感染も起こる可能性があり、高齢者や免疫不全患者では、重症合併感染症となるリスクが高い。] 地図 the city of Hamilton in the south of the province of Ontario http://atlas.nrcan.gc.ca/site/english/maps/reference/provincesterritories/ontario/map.jpg |
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