記事日付 | 20090706 |
タイトル | 狂犬病-ロシア:(02) モスクワMOW、動物、ヒト 20090705.2414 |
国名 | ロシア   |
感染症名 | 狂犬病 |
概要 | 2008年の狂犬病の症例数は2007年の2.5倍で、80%が野生動物であり、20%はペットが関係していた |
和文 | http://www.newsmsk.com/article/02Jul2009/privivka.html RosSelhozNadzor (The Federal Agency for Veterinary and Phytosanitary Supervision 連邦獣医学植物衛生学監視局)によると、the Moscow モスクワ regionでは、狂犬病のベクターである野犬とノラネコの増加が続いている。2008年の1年間に発見された狂犬病の症例数は、2007年の2.5倍であった。感染例の80%が個体数をコントロールできない野生動物であった。残りの20%はペットが関係していた。2009年のはじめの5ヶ月間に、11000人が曝露後接種を受けた。2008年の同時期より11%増えた。 [Mod.NP注-VmDaily http://www.vmdaily.ru/article.php?aid=79755 によると、1987年以降the Moscow region内で記録された狂犬病患者数は13例である;このうち9人はこの5年間に死亡している] [Mod.AS注-Moscow regionの狂犬病ウイルスの保有動物は、明らかに野生動物である;以前の投稿によると、その中でもタヌキraccoon dogs (_Nyctereutes procyonoides_)とキツネが最も多い。野生動物と接触のあった、野犬やワクチンを接種されていないペットのイヌ(や、それよりも少ないネコ)が、ヒトの中にこの致死性ウイルスを持ち込んでいる。(恐らく野生動物とペットの両方の)動物における狂犬病症例数の増加の報告には、少し説明が必要である;それは監視が強化されていることを反映した可能性があるからである。しかし、狂犬病に曝露した(そしてその後治療された)患者の増加は、路上の動物の個体数増加と、ペットのワクチンのカバー率が低いことの結果に、ほかならない。野生動物に対する経口ワクチンが、地域的狂犬病対策として推奨されている。西欧などにおいてキツネに対する狂犬病コントロールに、長期的に非常に効果が高く安全であることが認められている、数種類のワクチンは、raccoon dogs タヌキにおいても検証が行われており、同様の満足すべき結果を得ている。] |
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