感染症速報詳細

記事日付 20090709
タイトル ハンタウイルス-南北アメリカ:(08) 最新状況 2009 米国(ニューメキシコNM、アリゾナAZ)  20090708.2452
国名 南北アメリカ    
感染症名 ハンタウイルス肺症候群
概要 [1] ハンタウイルス肺症候群 アリゾナ HPS Arizona
グランドキャニオンで感染したと見られる50歳代の女性1名が、ハンタウイルス感染により死亡した 
和文 http://www.upi.com/Science_News/2009/06/23/Arizona-reports-hantavirus-death/UPI-14021245766853/
ミネソタMinnesota州の女性1名がハンタウイルス感染により死亡したのは、the Grand Canyonグランドキャニオンの旅行中にこの齧歯類関連のウイルスに感染したためと見られると、当局が述べた。この女性は6月12日にアリゾナArizona州外の病院で死亡した。この50歳代前半の女性は、2009年5月中旬から下旬にかけてのthe Colorado River のボートでの家族旅行中に、感染したと見られると、取材に答えて言った。2009年初の、アリゾナ州に関係するハンタウイルス感染例である。..
[Mod.TY注-NAZ Today of 22 Jun 2009 http://www.naztoday.com/news/top-stories/2009/06/fatal-hantavirus-infection-confirmed-in-coconino-county-visitor/ によれば、hantavirus pulmonary syndrome (HPS ハンタウイルス肺症候群)の患者であった。西半球では複数のハンタウイルスによって、HPSが発生する。この報告には、患者がどのハンタウイルスに感染したかについては明らかにされていないが、最も可能性が高いのはSin Nombre virusによる感染である。このウイルスの宿主となる齧歯類は_Peromyscus maniculatus_ (deer mouse,  http://www.wle.umaine.edu/faculty/Burns/burnsphoto6.jpg)である]
地図1 the Grand Canyon in northwestern Arizona http://www.smart-traveler.info/map_of_az.html
地図2 the states of Arizona and New Mexico, in the southwestern USA http://www.sioux.com/images/US_MAP.gif
[2] ハンタウイルス肺症候群 ニューメキシコ州 HPS New Mexico
65才の男性1名がハンタウイルスに感染し、2009年の2例目の患者となった
情報源: KOB.com 、2009年6月20日。
http://www.kob.com/article/stories/S985711.shtml?cat=500
San Miguel Countyの65才の男性1名がハンタウイルスに感染し、2009年の2例目の患者となったと、州衛生局が発表した。男性は、 New Mexico大学 Hospitalに入院中である。当局は、男性がどこでウイルスに感染したかと、市民への影響についての環境調査を開始した。ハンタウイルス感染は、齧歯類の尿・糞・だ液によってヒトに感染する、死亡する可能性のある病気である。The deer mouse [_Peromyscus maniculatus_ http://www.discoverlife.org/IM/I_RB/0000/320/Peromyscus_maniculatus,I_RB26.jpg ] が主なウイルス保有動物である。ハンタウイルス感染の症状には、発熱、筋肉痛、悪寒、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、咳などがある。早く治療を受けることで、回復のチャンスが高まると当局は説明している。
地図 San Miguel County, in central New Mexico http://quickfacts.census.gov/qfd/maps/new_mexico_map.html

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