記事日付 | 20090707 |
タイトル | 抗マラリア薬-インド:有害事象 情報提供依頼RFI 20090706.2431 |
国名 | インド   |
感染症名 | 抗マラリア薬 |
概要 | 当局がマラリア薬(クロロキンとプリマキン)を処方した64人のうち、37人に有害事象が発生し、1人が死亡した |
和文 | http://in.news.yahoo.com/20/20090705/1416/tnl-health-dept-prescribed-tablets-for-m.html Chiplun Talukにおいて、マラリア感染の可能性のある地域の衛生当局により配られている薬剤により被害が発生し、当局自身により回収され、政府研究機関で調査されている。5日、当局によって配布された抗マラリア薬の服用後、1人が死亡した。同じ地域でほか39人がこの錠剤を服用し、嘔吐やめまいのため医療センターに入院した;6月の最後の週に、この地域の住民2人がマラリア感染により死亡している。当局は、Akale, Kadwad, Tiware, Tiwadi, Rictoli, Kalkawanwali and Nandiwase の各地域を、malaria-prone areas(感染の可能性のある地域)に指定し、chloroquine phosphate とprimaquineの配布を始めていた。5日、Akaleキャンプでは、64人の患者のマラリア感染が疑われ、この薬剤が処方された。このうち38人の患者が激しい嘔吐を訴え入院した。 [Mod.EP注-クロロキンChloroquine phosphateは、非常に有名な薬剤であり、服用後の吐き気や嘔吐は、特に小児において認められることがあるが、めまいは有害事象として知られていない。従って、予想されていなかったこの有害事象の原因は、薬剤の品質の問題である可能性がある。最近のインドの薬物の品質に関する研究では、デリーDehliでサンプルされた薬剤の12%、チェンナイChennaiの薬剤の5%に、品質上の問題があった (Bate R et al. Pilot study of essential drug quality in two major cities in India. PLoS One 2009 Jun 23;4(6):e6003).] [Mod.JW注-不注意による、toxic substance(有毒物質)の混入の可能性もある] |
原文リンク |