感染症速報詳細

記事日付 20090805
タイトル コレラ、非O1型-オランダ:ペイン(カナリア諸島CNから)20090803.2725
国名 オランダ    
感染症名 コレラ
概要 53歳のオランダ人男性1人が、カナリア諸島への旅行から帰国後、コレラを発病した
和文 7月18日、最近強皮症と診断され、十二指腸の通過障害のある、53才のオランダ人男性が、1日続く大量の下痢のためオランダ国内の病院に入院した。プレドニゾロン15mgと、esomeprazole80mgで治療した。脱水がひどく、10%以上の体重減少があり、アシドーシスと低カリウム血症が認められた。この男性は、5日前にスペインのフエルテベンツラFuerteventura(カナリア諸島 Canary Islands)から帰国したところであった。滞在中に、河や海で泳いだり、シーフードを食べたりしたことはなかった。家族の中で、ほかに胃腸炎症状のあるものはなかった。便はコメのとぎ汁様で、便検体の検査で、非O1型コレラ菌_Vibrio cholerae_が陽性となった。経口のドキシサイクリンによる治療により、症状は改善した。
[Mod.LL注-コレラ菌に関する解説]

原文リンク