感染症速報詳細

記事日付 20090807
タイトル リステリア症-オーストラリア:機内食、chicken wrap 疑い 20090807.2793
国名 オーストラリア    
感染症名 リステリア症
概要 航空機内で販売されたチキンにより、リステリア症の感染が発生し、2人が早産した
和文 http://www.theaustralian.news.com.au/story/0,25197,25894643-23289,00.html
Brisbane発the Gold Coast行きのVirgin Blue 航空の機内で販売された、汚染されていたchicken wrapsを食べた妊娠女性2人が早産した。6日、この航空会社は、2009年5月から6月までの期間中の最大5000便に、致死性細菌のlisteria [_Listeria monocytogenes_]が混入していた可能性のある軽食を搭載していた可能性があることを認めた。この食品 wraps を食べた、クイーンズランド州住民5人がリステリア症に感染したことが判明しており、うち2人の女性は、リステリア症の症状として知られている早産となったが、母児とも元気である。Virgin Blue広報部長は、別の3人の乗客も問題のチキンを食べていたと見られることを明らかにした。同社のcaterersが仕入れたチキンを6月末までに引き上げたと述べたが、当局は、リステリア症の潜伏期間は、最大で70日間であることから、新たな患者発生の可能性があるとしている。妊娠女性は直ちに医師に相談するよう呼びかけている。州内では9例、全豪では56例と、2009年のリステリア症症例は急増している。発熱、頭痛、疲労感、体部痛、下痢、嘔気、腹痛などの症状が見られるが、より重症例として、髄膜炎や敗血症の可能性もある。Virgin Blue 社によると、問題のchicken wraps が出されたのは、ブリスベンBrisbane とゴールドコーストthe Gold Coastを出発して、東海岸沿いにニュージーランドとバリまでの航空便で、最大で5000便にのぼる可能性がある。感染源は、the wrapsの製造者が仕入れた材料であって、Virgin Blue や他の業者ではないと見られている。リステリア症は、健康な人では発病はまれで、症状があったとしても非常に軽微だが、リスクのある人には非常に危険だと医師は説明している...
参考となる関連項目 20090411.1391

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