記事日付 | 20090809 |
タイトル | 出血熱-タジキスタン:情報提供依頼RFI 20090808.2809 |
国名 | タジキスタン   |
感染症名 | 出血熱 |
概要 | Tursunzoda Districtの住民、出血熱で死亡 Residents die of hemorrhagic fever in Tursunzoda District |
和文 | http://www.asiaplus.tj/en/news/43/55629.html ドゥシャンベDushanbeからおよそ60kmのthe Tursunzoda Districtで、住民3人が出血熱により死亡したことが、保健副大臣と衛生担当医の話で明らかになった。患者は、the village of Ziyoratut の50才と47才の兄弟と、地区病院内の感染症部長の47才の医師である。最初の報告は7月27日にあり、現在5人が出血熱と診断され、このうち3人が死亡したと副大臣が述べた。接触者の24人が健康監視されているが、新たな感染者は出ていない。The viral hemorrhagic fevers (VHFs ウイルス性出血熱)には、5つの異なる分類のRNAウイルス : the _Arenaviridae_(アレナウイルス), _Filoviridae_(フィロウイルス), _Bunyaviridae_(ブンヤウイルス), _Togaviridae_(トガウイルス), and _Flaviviridae_(フラビウイルス)を原因とする、様々な異なったヒトや動物の疾患のグループである。いずれのVHFも発熱と出血異常を特徴とし、高熱、ショック、死亡に至ることもある。一部では、Scandinavian nephropathia epidemica(スカンジナビア流行性腎症)のように軽症となることもあるが、エボラウイルスのような重症で生命を脅かす疾患もある。アレナウイルス科には、ラッサ熱、アルゼンチン・ボリビア・ベネズエラ出血の原因となるウイルスが含まれる。ブンヤウイルス科には、hemorrhagic fever with renal syndrome (HFRS 腎症候性出血熱)の原因となるthe genus _Hantavirus ハンタウイルスが含まれ, Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF クリミアコンゴ出血熱) virus は、the genus _Nairovirus_(ナイロウイルス), Rift Valley fever (RVF リフトバレー熱) virusは、the genus _Phlebovirus_(フレボウイルス)に属している。 Ebolavirus and marburgvirusは、 the family _Filoviridae_(フィロウイルス科)である。_Flaviviridae_ フラビウイルスには、 dengueデング熱, yellow fever黄熱と、ダニ媒介性脳炎のグループの Omsk hemorrhagic fever virus とKyasanur Forest disease virus キャサヌール森林病の2つのウイルスが含まれる。 [Mod.CP注-上記報告では、病原体が明らかにされていない。報告にある出血熱のうち、この地域で最も可能性の高い出血熱は、HFRSの原因となるダニ媒介性ハンタウイルスとCCHFウイルスである。高い致死率と院内感染発生の可能性があることから、CCHFが診断として合っているようである] |
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