感染症速報詳細

記事日付 20090811
タイトル Contagious bovine pleuropneumonia 牛肺疫-ウガンダ:(グル GL) 疑い 20090810.2839
国名 ウガンダ    
感染症名 Contagiousbovinepleuropneumonia牛肺疫
概要 Guluで家畜の病気発生
Cattle disease hits Gulu
和文 http://www.newvision.co.ug/D/8/13/690635
Gulu districtで、家畜の伝染病により、ウシ6頭が死亡し、600頭以上の感染が発生していると、地区の獣医学当局者が述べた。当局者によると、Patiko sub-countyで発生中のcontagious bovine pleuropneumonia (CBPP 牛肺疫)に、先週[7月29日の週]、1879頭のウシが感染した。当局の責任者に通知し、すでにウシ2000頭分のワクチンを供与されたと説明した。Patikoの隔離体制も整ったと述べた。CBPPは肺とその周囲の組織を侵し、激しい咳と体重減少の後、死に至る特徴を示す。
[Mod.AS注-CBPPは、_Mycoplasma mycoides_ subsp. _mycoides_ SC (bovine biotype) (SC = small colonies)を原因とするウシの病気で、食欲不振、発熱、呼吸困難、頻呼吸、咳、鼻汁などの呼吸器症状を示す。ウガンダを含むアフリカ各地に地方病感染する。中東でも散発性の流行があり、アフリカからの輸入牛が原因と見られている。1980年代と90年代に欧州で再興したCBPPだが、1999年以降は報告されていない。欧州産のウシは、アフリカ原産種に比べ、より感染感受性が高い傾向にある。致死率は、栄養状態や寄生虫感染などの二次的要因によって左右される。アフリカでは30-80%と幅広いものの、50%を超えることはまれである。亜急性もしくは無症候性感染と、臨床症状が軽快した後の慢性のキャリアの存在が、排除を困難にしている。人獣共通感染症ではない]
地図 Gulu district in northern Uganda http://www.maplibrary.org/stacks/Africa/Uganda/Northern%20Uganda/index.php

原文リンク