記事日付 | 20090811 |
タイトル | マラリア、熱帯熱マラリア-インド:(ビハールBR) 脳マラリア 20090810.2841 |
国名 | インド   |
感染症名 | マラリア |
概要 | [1] 小児2人を含む6人のマラリア患者が治療中に死亡した |
和文 | http://www.upi.com/Top_News/2009/08/09/India-deals-with-malaria-outbreak/UPI-79671249839437/ インド政府保健当局は、国内東部の広い範囲で起きている、脳マラリアの流行への対応策を実施していると述べた。 ミュンガーMunger districtの当局者の、小児2人を含む6人のマラリア患者が治療中に死亡したとの話を、9日CNNが伝えた。現地住民の600人以上が、熱帯熱マラリア_Plasmodium falciparum_ 検査で陽性となり、リスクが高くなっていることを表している。噴霧消毒活動が開始され、早期受診が啓蒙されている [2] 小児を含む6人が脳マラリアで死亡し、1000人以上が感染した 情報源: The Bihar Times 、2009年8月9日。 http://bihartimes.com/Newsbihar/2009/August/Newsbihar09Aug2.html Bihar州Munger districtにおいて、小児を含む6人が脳マラリアで死亡し、1000人以上が感染したと、9日衛生当局者が発言した。2週間前に初めての感染が報告されて以来、Haveli Kharagpur sub-division of Mungerで死亡患者が発生している。Haveli Kharagpur の80か所の村で、脳マラリア患者が報告されている。 [Mod.MPP注-脳マラリア患者の増加は、耐性増加を示唆する。2004年にビハールBihar州の別の地区で、脳マラリアの感染流行が発生している。WHOの、ビハール州に関する2000-2006年の統計( http://www.whoindia.org/LinkFiles/Malaria_Malaria_cases_from_2000_to_2006.pdf ): によると、 年: 患者数/ API / 死者数 ------------------------------------ 2000: 9509 / 0.12 / 2 2001: 4108 / 0.05 / 0 2002: 3683 / 0.04 / 2 2003: 2652 / 0.03 / 1 2004: 1872 / 0.02 / 0 2005: 2733 / 0.03 / 1 2006: 2744 / 0.03 / 1 API: Annual Parasite Incidence; (年間確定患者数/サーベイランス対象人口) x 1000 従って、2週間で患者1500人と死者6人というのは、相当な増え方であり、何かが起こっていることを示唆する] [Mod.EP注-インドでは、クロロキンchloroquine の耐性が頻繁に報告されているが、今回の報告には、患者の治療にどの薬剤が使用されたかは記載されていない。薬剤の選択によっては、薬剤耐性が(患者数増加の)要因の1つとなるかも知れない。しかし、東南アジアでは、低水準や偽の薬剤も問題となっていて、予想に反した治療結果となった場合には、常にこのことを想起する必要がある] 関連項目 20090706.2431 地図 Bihar state in eastern India http://en.wikipedia.org/wiki/Bihar |
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