記事日付 | 20090816 |
タイトル | クリミアコンゴ出血熱-タジキスタン:(Tursunzoda TC) |
国名 | タジキスタン   |
感染症名 | クリミアコンゴ出血熱 |
概要 | [1] タジキスタンでCCHFによる死亡発生 Deaths from CCHF in Tajikistan (Gursunzadevskiy Region) |
和文 | http://www.ca-news.org/news/197201?from=ya theGursunzadevskiy Region (which borders on the Uzunskiy Region of the Surkhandaryinskiy Oblast in Tajikistan)で、CCHFウイルスに感染した5人のうち3人が死亡した。医療省の報告によると、the Gursunzadevckiy Regionでは26人が入院中で、CCHFウイルス感染についての医療監視が行われている。同省の責任者は、6日に作業部会の委員らと現地を訪れた...(最高40度にもなる高熱、疲労、筋肉と関節の痛みなどの)初期症状が現れれば、死亡を避けるためにすぐに医療機関を受診することを勧告した。凝固異常による出血熱は最も重篤な結果を招く。最悪の状態となれば、鼻、消化管、子宮その他の臓器からの出血が起きる。 [2] タジキスタン、クリミアコンゴ出血熱 Crimean-Congo haemorrhagic fever in Tajikistan 情報源: World Health Organization (WHO), Regional Office for Europe 、2009年8月13日。 http://www.euro.who.int/eprise/main/WHO/Progs/CDS/outbreaks/20090813_2?l= 2009年8月7日、タジキスタン保健省は、同国のWHO事務所に対して、首都ドゥシャンベ Dushanbeの西50kmのthe Tursunzoda Districtにおいて、感染が確定診断された5人の、Crimean-Congo haemorrhagic fever (CCHF クリミアコンゴ出血熱)の集団発生について報告した。ドゥシャンベのタジキスタン予防医学研究センターで、CCHFウイルス感染についての血清学的検査による予備的診断が行われた。発端となったのは、Ziyoratut village(Tursunzoda District)の50才の男性1名で、7月18日に発症し、同月26日に死亡した。彼との濃厚な接触のあった、親類3人と医療関係者1人の計4人が、その後CCHFウイルスの症状を発症した。妊婦1人を含む親類の2人は、現在入院中であるが、状態は安定している。発端患者の埋葬に関わったもう1人の親類と医療関係者が、8月5日と6日に死亡している。医療関係者24人を含む44人の医療監視が続けられている。8月11日に南西部 Kulyabの42才の男性1名で、新たなCCHFウイルス感染が確認された。接触者14人が監視を受けている。WHOからは3人の専門家らが派遣され、調査と支援を行っている。また、防護装具や抗ウイルス薬であるribavirinの供与も行っている。CCHFは、the _Nairovirus_ genus ナイロウイルス属 [of the family _Bunyaviiridae ブニヤウイルス科]のウイルスによるダニ媒介性疾患で、アフリカ、アジアや、タジキスタンをはじめとする欧州など、多数の国々に地方感染している。家畜やヒトの感染例の血液やその他の組織に直接触れたり、ダニ刺咬によって、ウイルスを伝播されることで、ヒトはCCHFに感染する。発症は突然で、発熱、筋肉痛、めまい、項部痛・硬直、腰痛、頭痛、眼部痛、光線過敏症などが見られる。初期に、嘔吐、咽頭痛が、下痢や腹痛を伴って生じることもある。数日後には、激しい気分の変化 sharp mood swings、混迷や攻撃性を呈することもあり、その後、興奮状態 agitation に代わって、傾眠傾向、うつ、無気力の状態となり、腹痛は右上腹部に限局して肝腫大を触知されるようになる。CCHFの致死率はおよそ30%で、死亡は発病後2週間目に起きることが多い。回復する患者らは、発症から9なし10病日目に回復し始める。 WHOのファクトシート additional information on CCHF see the fact sheet http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs208/en/index.html |
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