記事日付 | 20090819 |
タイトル | Tetrodotoxin-ニュージーランド:sea slug(ナマコ)、イヌ |
国名 | ニュージーランド   |
感染症名 | Tetrodotoxin |
概要 | [1] 死亡したイヌでナマコと同じ毒物検出 Dead dog contains same toxin as sea slug sample |
和文 | http://www.arc.govt.nz/council/news-and-events/regionwide-news/ Narrow Neck Beach に行った後に死亡したイヌのうちの1頭の吐物から、同じビーチで採取されたナマコが持っていたトキシンtoxinが、the Cawthron Instituteの検査で確認された。このトキシンは、フグ puffer fish も持っているテトロドトキシン puffer fish であることが確認された。オークランド Auckland の東海岸と、コロマンデル Coromandel 海岸で13日に行われた調査で、dead sea slugs 死亡したクラゲが見つかったのは、 Narrow Neck と Cheltenham beaches だけだった。今回の問題は、ある地域に限定されている可能性がある。引き続きビーチでのクラゲが調査され、トキシン検査が行われる。また、pilchardsやペンギン、イルカなどの死亡報告についても調査が行われている。The Hauraki Gulf ハウラキ湾は名勝の1つとなっていて、 marine park がある。14日、当局の責任者は市民に対し、この財産を守るために、引き続いての監視の協力を呼びかけた。 [2] 研究者の検体の中にイヌの死亡の手がかり見つかる Scientists sample beachfront for clues in dog deaths 情報源: Cawthron Institute、2009年8月7日。 http://www.cawthron.org.nz/news/news-2009/scientists-sample-beachfront-for-clues-in-dog-deaths.html オークランドAucklandの海岸で死亡した2頭のイヌの死因の手がかりを見いだすため、Nelson-based Cawthron Institute の研究者らがNarrow Neck Beachを探し回った。その結果、海洋環境内で自然に発生した神経毒が死亡の原因である可能性が高いとの見方に至った。海洋や沿岸地域で発生する神経毒には数多くの種類があり、原因を調査することが重要で、問題が発生した地域の環境で調査するのがベストだと、研究者が述べた。Cawthron の2人の研究者らが7日、感染発生のあった地域を捜索し、 shellfish 貝類( toxins が蓄積しやすい)などあらゆる検体を採取し、 bags を定置した。8月14日の週には結果が判明する見込みである。Cawthron は、2008-9年の夏の、Nelson, Takaka, Wellington, and Canterbury などを中心とした河川での死亡数の記録とともに、淡水藻が産生する神経毒の anatoxin により、イヌが死亡したことを確認している。海藻によるイヌの死亡が報告されたことはこれまでなかったものの、口から泡をふいたり麻痺があったり、淡水でのイヌの死亡に類似した症状が認められたことから、同様のシナリオであったことが強く示唆されている。神経毒と共に藻が出すにおいは、ヒトには腐敗臭でも、イヌには魅力的であり、食べることによって、イヌは特に被害を受けやすい。このような形で死亡するのは、これまで鳥類、sea lions アシカ、その他の海洋生物以外は知られていなかったため、もし海洋環境での神経毒中毒が証明されれば、国際的にも意義深い...Cawthron は藻類の世界的権威で、ニュージーランドでは唯一となる、生きた micro-algae 微小藻類の膨大なコレクションを保持し、アジア太平洋地域でもトップクラスに位置づけられている... |
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