記事日付 | 20090819 |
タイトル | 日本脳炎-インド:(02) ウッタルプラデシUP、ナーガーランドNL、アッサムAS |
国名 | インド   |
感染症名 | 日本脳炎 |
概要 | [1] Uttar Pradesh 200人以上の患者と、40人の死者が発生している |
和文 | http://www.indianexpress.com/news/what-about-encephalitis-up-doctor-writes-in-blood-to-rahul/502895/ 東部 UP [Uttar Pradesh state] において過去1ヶ月間で、致死率が30-40%におよぶ脳炎による、200人以上の患者と40人の死者が発生した。この間の軽症であるインフルエンザ患者の報告はわずか20例であった。連日8-10人もの入院患者がいる中で、政府の全ての注意が豚インフルエンザに向けられている。脳炎の3倍もコストのかかる豚インフルエンザ検査が毎日行われている一方で、脳炎の検査が行われるのは、せいぜい週3回までである。理由は単純で、豚インフルエンザが輸入疾患で、患者は海外からの帰国者か、中流階級層であるから。脳炎に感染するのは、東部UPの貧困層の小児らである。 [Mod.AS注-脳炎は恐らくJapanese encephalitis virus (JEV 日本脳炎ウイルス)感染によるものと思われる。UP州は、JEVの地方感染地域である。5月の報告(20090513.1789)では、死者38人、入院患者は170人であった。入院患者に検査が行われているようだが、JEVと確認されたかについては明らかではない。検査結果と、この地域における、JEV ワクチンの接種状況についての情報提供を歓迎する] 地図 Uttar Pradesh in northeastern India http://www.lib.utexas.edu/maps/middle_east_and_asia/india_pol01.jpg [2] Nagaland 情報源: New Kerala.com 、2009年8月17日。 http://www.newkerala.com/nkfullnews-1-93740.html communicable disease [mosquito transmissible, not transmissible from person-to-person - Mod.TY] である日本脳炎がナーガーランド Nagalanad で発生し、これまでに州内で4人の患者が確認されている。当局者によると、5人の患者の検体が送付され、4検体で日本脳炎の感染が確認された。患者は、Dimapur および Tuli area of Mokokchung district の住民である。日本脳炎ウイルスが、州内のfoothill areas(山麓地域)に沿って蔓延している。州内の、このほかの地域からは報告されていない。 [3] Nagaland, Upper Assam 情報源: Eastern Mirror 、2009年8月8日。 http://www.easternmirrornagaland.com/index.php?option=com_content&view=article&id=13640:japanese-encephalitis-emerging-threat-to-states-health-&catid=61:top-news H1NI virus (swine Flu)の感染が広がる中、ブタ[および野鳥]から蚊族によって媒介される Japanese encephalitis [JE 日本脳炎] が、過去2ヶ月間に5人の死亡が確認されるなど、差し迫った脅威となっている。調査が開始されていないため、ウイルスによる被害の全体像は把握されていない...日本脳炎の症状など...Zion Hospital から、およそ17人の感染が疑われる患者の中で、臨床的に診断が確定された5人の死亡患者が報告されている。 Purana Bazar, Thlixu village, Diphupar, Notun Basti, Supply Colony and Ao Kashiram といった、Dimapur の複数の地域から報告が行われた。Tenning under Peren district から1例と、 Tuli からも2例が報告されている。11人の患者のうち、5人の血液検体が、 National Centre for Infectious Disease (NCID) に送付され、4人が陽性であることが確認され、このうち2人の死亡が死亡している...他の感染疑い患者、 Larvivorous fish の放流などの対策、1985-86年にNagalandではじめてJEアウトブレイクが報告され致死率60%だったこと、ブタの関与など...2009年7月の Upper Assam における脳炎による死者は、公式には34人と報告されているが、非公式にはゆうに50人を超えているとされている。100人以上の入院患者がいる。 General information on Japanese encephalitis WHO http://www.who.int/water_sanitation_health/diseases/encephalitis/en/ CDC http://www.cdc.gov/ncidod/dvbid/jencephalitis/qa.htm |
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