記事日付 | 20090822 |
タイトル | エボラ出血熱-ウガンダ:(ムバレME)、疑い |
国名 | ウガンダ   |
感染症名 | エボラ出血熱 |
概要 | ウガンダ・ムバレでエボラ出血熱発生の疑い Ebola haemorrhagic fever suspect in Mbale, Uganda |
和文 | http://www.newvision.co.ug/D/8/12/691810 エボラ出血熱に感染した疑いのある患者が入院し、ムバレ Mbale 病院の医師らは厳戒態勢をとっている。この患者は状態が悪化したため、18日にTororoの病院からムバレに運ばれ、現在隔離されている。入院時に、鼻、口、耳から出血が認められた。血便と血尿も出ている。採血された検体は、エンテベ Entebbe のthe Uganda Virus Research Institute に送付されている...患者の父親の話では、当初、建設作業員として働いていたスーダンで、高熱と発汗のため、マラリアとして治療を受けていたが、治療の効果がないことから、友人が Tororo Hospitalに連れ帰ったと説明した...一般的な解説...Bundibugyo [Uganda] では、2007年12月にエボラ出血熱の感染流行が報告されている。51人の患者のうち、16人が死亡した。2000年のGuluでの感染流行では、428人が感染し、そのうち173人が死亡している。 [Mod.JFW注-ウガンダでは、過去2回のエボラ出血熱のアウトブレイクが発生しており、1回目は北部Guluで2000年に発生し、その後の2007年に西部Bundibugyo で流行した。いずれのアウトブレイクにおいても、発端患者の確認と確定に遅れがあったが、最終的には制圧に成功している。突然の高熱と大量の発汗、倦怠感、嘔吐、下痢、筋肉痛など、非特異的な初期症状であるため、発端患者の同定(確定)は遅れが出ることが多い。そのため、医療従事者らは、早期にエボラ出血熱を診断しようとするなら、エボラ出血熱を強く疑って診察に当たる必要がある(need for high index of suspicion)。報告では、出血と、2004年にYambioでの流行が報告されているスーダンへの旅行の情報から、疑いは強まったとされる。しかし、職場の同僚やスーダンでの周囲の人々などに同じような症状が発生していないかについての、疫学情報が必要である。患者の感染源については、野生動物との接触についても調査することを考慮すべきである] |
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