記事日付 | 20090824 |
タイトル | インフルエンザパンデミック(H1N1)2009-チリ:動物衛生(04) 鳥類、OIE 20090823.2978 |
国名 | チリ   |
感染症名 | インフルエンザパンデミック |
概要 | [1] 遺伝子塩基配列の暫定的解析結果 Preliminary sequencing results Preliminary genetic study of 1st transmission of A(H1N1) 2009 virus from human to birds. |
和文 | 今週、the Chilean farming agency SAGによって、初めてシチメンチョウから、A(H1N1)豚インフルエンザウイルスが分離された。チリ初のヒトA(H1N1)2009ウイルス感染が確認されたのは5月17日で、その後検査で確認された患者は12175人に達し、死者の数は116人となっている。2日までにバルパライソ Valparaisoの2カ所のシチメンチョウ農場でこのウイルスが確認された。これらのシチメンチョウは食用ではなく、産卵用に飼育されていた。ブタの感染同様、肉の摂取はヒトに対する被害をもたらさない。今回の感染は、行動の変化と産卵数の減少から気づかれた。この2カ所の農場の従業員らの中で、過去に感染していた記録はない(3カ国で、ヒトからブタへのA(H1N1)ウイルス感染が確認されている)。22日にthe Institute of Public Health (ISP 公衆衛生研究所)が行った、このシチメンチョウでのアウトブレイクにおける、ウイルスの遺伝学的・抗原性の特徴に関する検討では、核酸およびアミノ酸については、the A/California/4/2009 strainと99.5-98.9%の相同性が認められた。また、チリ国内のヒトの患者で感染循環するウイルス株とは、100%一致した。今週終了する全遺伝子の解析結果を、ProMEDに投稿する予定である。今回の指摘は、この新しいウイルスが、ヒトから鳥類に感染伝播することを証明した、初めての報告である。H5N1ウイルスの共感染が見られる、アジアやアフリカでも発生する可能性が懸念される。 [2] OIE report on outbreak turkey farms 情報源: OIE WAHID Disease Information 2009; 22(35) 、2009年8月21日。 http://www.oie.int/wahis/reports/en_imm_0000008389_20090821_200818.pdf [*上記のOIEのウェブサイトにて、表形式となった報告を参照願います] 感染開始時期 2009年7月23日、新興疾患 原因ウイルス インフルエンザAウイルス 発生地1 Valparaiso (Las Palmas, Quilpue, Valparaiso; Pucalan, Quillota, Nogales)の農場で飼育されていたシチメンチョウ 発生地2 Pucalan, Quillota, Nogales, Valparaiso 同上 [Mod.PC注-長文、原文参照願います] |
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