感染症速報詳細

記事日付 20090826
タイトル 炭疽、ウシ-アルゼンチン(05):ブエノスアイレスBA 20090825.2991
国名 アルゼンチン    
感染症名 炭疽
概要 農村部での炭疽感染流行発生
Rural outbreak of anthrax
和文 ブエノスアイレス Buenos Aires 州のthe partido (district) of Carlos Tejedor(Paraje (village): Curary) で20日、炭疽感染流行が発生し、成牛6頭が死亡した。1300頭の群れである。 clostridial cause(クロストリジウム菌感染)が疑われたため、獣医師らが死後解剖を行っていた。死亡した家畜は、鼻・口・肛門・膣などからの出血を伴って突然死していた。アルゼンチンの規則にしたがって中手骨が提出され、骨髄から_Bacillus anthracis_ が検出された。この群れには、ワクチンは接種されていなかったし、過去に感染が発生した経歴もなかった。ブエノスアイレスBuenos Aires province のこの地域では、1年以上前から干ばつの問題が発生している。すべての死体は土葬され、ヒトの感染は発生していない。
[Mod.MHJ注- 'partido' は、the province of Buenos Aires, Argentinaの行政区分subdivisionの1つである。以前はひとつの municipality をあらわすと考えられていたが、複数の人口密集地域(町や市など)をもつことが多い。1st-level subdivisionsを、 'departamento' (see Departments of Argentina)と呼び、その中にmunicipalitiesが存在する(区分されている)、アルゼンチン国内の他の州とは異なっている http://en.wikipedia.org/wiki/Partido]
地図 Carlos Tejedor, in the NW corner of Buenos Aires province http://www.fallingrain.com/world/AR/1/Carlos_Tejedor.html

原文リンク