記事日付 | 20090827 |
タイトル | インフルエンザパンデミック(H1N1)2009(34)-世界各国: Tamiflu shelf-life(有効期限) 20090826.3006 |
国名 | 世界各国   |
感染症名 | インフルエンザパンデミック |
概要 | [1] パンデミック対策として、Tamiflu を長期間保持も可能 |
和文 | 各国政府に対し、豚インフルエンザのパンデミック対策として、Tamiflu を長期間保持することも可能であると、衛生当局者が進言した。各国政府が、5年前から鳥インフルエンザ対策として備蓄してきた薬剤を、パンデミックが予想されている北半球の冬を前にして、[有効期限を理由に]投棄する必要はないことを意味する。2004年以降、製薬会社から世界中の政府当局向けに送付された薬剤は、1人当たり5日間で10カプセルとして、約2億2千万人分に上ると、メーカーであるスイスのRoche Holding AG社の広報担当者が18日に述べた。どの程度が備蓄として残っていて、どれぐらいが鳥インフルエンザや、最近の豚インフルエンザの治療に使用されたかは、明らかではない。タミフルなどの抗ウイルス薬は、発症後2日以内に服用を開始すれば、豚インフルエンザ[インフルエンザパンデミック(H1N1)2009ウイルス感染]の病期を1日程度短縮させる。GlaxoSmithKline社の Relenza も同様の効果を示すと考えられている。EU加盟国は、リレンザ Relenza, or zanamivirの有効期限も、5年から7年に延長することを認めた。タミフルのパッケージには、製造後5年以内に使用するよう記載されている。欧州、米国、カナダ、香港、オーストラリアの各保健当局は、パンデミック豚インフルエンザウイルスに備え、この期限を7年に延長することを承認した。しかしこの延長は、季節性インフルエンザに対する使用については適用されない。この決定は、以前の鳥インフルエンザ感染流行に対して、抗ウイルス薬を備蓄したアジアの複数の国々に対して、6月にパンデミックが宣言される中、新たな買い替えによるコストが回避されることで、救済策となる。WHOもこの決定を受け入れた...WHOは、今後2年間に、20億人がインフルエンザパンデミック(H1N1)2009ウイルスに感染すると見ており、感染者全員に抗ウイルス薬を配布することは、現在の生産ペースでは不可能と考えられる。この不足分を補うため、ロシュ社は、同社が商品名タミフルとして販売する、oseltamivirのジェネリック薬品製造ライセンスを、他の複数のメーカーに与えた。さらに、もし必要となれば製造拡大も可能であり、2010年には、年間およそ4億人分の生産を開始すると、当局者は述べている。同社はWHOに対して、565万人分のタミフルを提供するとした5月の約束を果たしているところであると説明した。 [2] 有効期限を、2年間延長するかどうかの決定は、各国政府監督官庁に委ねる 情報源:: Reuters News 、2009年8月18日。 http://www.reuters.com/article/latestCrisis/idUSLI244952 WHOは18日、抗インフルエンザ薬タミフルの有効期限を、2年間延長するかどうかの決定は、各国政府監督官庁に委ねることを明らかにした。この勧告は、スイスの製薬メーカー Roche (ROG.VX)社から提案されていた。米国、カナダ、オーストラリア、香港、EUの医薬品監督局は、より長期間の有効成分の安定性を示すデータがメーカーから示されたことを受け、タミフルの有効期限を5年から7年に延長した..WHOのタミフル使用条件、2004年以降のロシュ社のタミフルの生産状況、ワクチンの生産状況、など。 |
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