記事日付 | 20090828 |
タイトル | インフルエンザパンデミック(H1N1)2009(35)-ニュージーランド:サーベイランス |
国名 | ニュージーランド   |
感染症名 | インフルエンザパンデミック |
概要 | パンデミックインフルエンザA(H1N1) ニュージーランド、2009年4-9月 Pandemic influenza A(H1N1) in New Zealand, Apr-Aug 2009 |
和文 | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=19319 2009年4月25日に、パンデミックインフルエンザA(H1N1)ウイルスの輸入感染例が確認されて以来、ニュージーランド政府当局による封じ込め策が実施され、2009年5月のパンデミック定着を遅延させる効果があったと見られている。2009年6月に勢いを増し、4-6週間のうちにピークに達したあと、7月中旬から減少に転じている。8月23日現在、3179人の患者(97.8%が確定例)が記録され、うち972人が入院し、114人が集中治療をうけ、16人が死亡した。インフルエンザ様疾患(ILI)のサーベイランスによって、ニュージーランド国民の7.5%に症状のある感染があり、致死率は0.005%となった。欧州系やその他の人種に比べて入院が著しく多かったのは、Maori マオリ族(age standardised relative risk (RR)=3.0, 95 per cent CI: 2.9-3.2) と Pacific peoples 大洋州の住民(RR=6.7, 95 per cent CI: 6.2-7.1) であった。全てのサーベイランス系で、明らかにパンデミックの減少傾向が見られている原因は、完全には説明されていない。ニュージーランドは、従来のインフルエンザシーズンの中間期にあり、the influenza A(H1N1)v virus は比較的感染性を保っており、この新しい病原体に感染した国民の割合は、わずか11%にすぎないと見ている...導入、方法、結果、討論、長文ですので原文参照願います (討論より抜粋) ウイルス:確認から4週間で優位ウイルスとなり、遺伝学的に安定し、oseltamivirに感受性。3種類のAウイルスが共循環する、ウイルス学的に特異的な流行となっているが、Bの活動性は認められない。 パンデミック、致死率:高い感染性と低い致死率(0.005%)の特徴を有している 感染しやすいグループ:若年者に多い、その他の民族間の違いなど |
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