記事日付 | 20090829 |
タイトル | インフルエンザパンデミック(H1N1)2009(36)-米国:(イリノイIL)、ニュージーランド 20090828.3032 |
国名 | 米国   |
感染症名 | インフルエンザパンデミック |
概要 | 豚インフルエンザ感染、小児は高齢者の14倍 Swine flu infects children 14 times more than elderly |
和文 | http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601124&sid=aa_UPQfegb1E 米国の研究によると、小児は、通常最もインフルエンザのリスクが高いとされている60歳以上の成人に比べ、14倍も豚インフルエンザに感染しやすいことがわかった。4月から7月の間にシカゴ Chicago で感染が確定された1557人の患者の調査によると、豚インフルエンザまたはインフルエンザパンデミック(H1N1)2009ウイルスに感染し発病した、5才から14才までの小児の割合は、10万人あたり147人であった。この時期には、通常インフルエンザウイルス感染の拡大が見られることはない[米CDCによって27日に報告された : MMWR 2009; 58(33): 913-8, Aug 28. Pandemic influenza A (H1N1) virus infections --- Chicago, Illinois, April -- July 2009 http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5833a1.htm?s_cid=mm5833a1_e ]。米国保健当局者は、H1N1に特に感染しやすいグループに絞ったワクチン接種キャンペーンを計画しており、この中には、小児、妊婦、基礎疾患のある成人などが含まれている。これとは別にニュージーランドで報告された研究[20090827.3022] では、豚インフルエンザ感染が若年者に集中し、インフルエンザの活動性が高まっている冬期の発生から1ヶ月で優位ウイルスとなったことが示された。温帯にある南半球の他の国々と同じく、ニュージーランドは季節性インフルエンザと2009パンデミックインフルエンザウイルスが共感染しながら、冬を迎えた[see: MMWR 2009; 58(33): 918-21, 28 Aug. Surveillance for the 2009 pandemic influenza A (H1N1) virus and seasonal influenza viruses -- New Zealand, 2009 http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5833a2.htm?s_cid=mm5833a2_e ]。ニュージーランドで、インフルエンザ症状で医療機関を受診した患者の数は、5月3日から8月2日までの間に、10万人あたり1518人であった。最も多かったのは、 South Auckland で、7月6日から12日までのわずか1週間で、10万人あたり1308人となった。当時、週あたり100から149人の発生は "moderate" とされており、流行は400人以上とされていた。 |
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