感染症速報詳細

記事日付 20090830
タイトル Serous meningitis 漿液性髄膜炎-ロシア:(チェリアビンスク CL) 20090829.3037
国名 ロシア    
感染症名 Serousmeningitis漿液性髄膜炎
概要 チェリアビンスクで小児200人が漿液性髄膜炎に感染
200 children have contracted serous meningitis in Chelyabinsk Oblast
和文 http://www.k2kapital.com/news/fin/687643.html
the Chelyabinsk Oblast(チェリアビンスク)で、serous meningitis [acute meningitis with secondary external hydrocephalus/viral meningitis 二次性外水痘症を伴う、急性髄膜炎・ウイルス性髄膜炎] の流行が発生したと報じられている。2009年初以来、200人の未就学児童が感染し、現在80人が病院内で治療を受けている。また、44か所の幼稚園が閉鎖されている。医師らは、感染拡大の原因は、学校側が衛生手順の順守を怠ったことによるとしている。一方、 Rospotrepnadzor [public health] の当局者らは、集団免疫の低下の結果であることを示唆している。ほとんどの患者は軽症で、腸管ウイルス感染によるものと見られている。地区当局はTV取材に対して、エンテロウイルス性髄膜炎と診断されたのは、わずか15例のみであると答えた。
[Mod.CP注-夏の終わりから秋にかけて、エンテロウイルス感染による漿液性髄膜炎が増加するのは、季節性のものとしては異例である。初発感染はスイミングの季節に発生し、ヒト-ヒト感染に移行し、たいていは学校内での発生となる]

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