記事日付 | 20090830 |
タイトル | 蚊族、輸入-スイス:20090830.3044 |
国名 | スイス   |
感染症名 | 蚊族 |
概要 | ウエストナイルウイルスを伝播させる能力を持つ蚊族が、中欧で初めて確認された |
和文 | http://medbroadcast.com/channel_health_news_details.asp?news_channel_id=1000&news_id=19122&news_src=0&channel_id=1027&relation_id=0 ウエストナイルウイルスを伝播させる能力を持つ蚊族が、中欧で初めて確認されたことを、スイスの研究者が報告した。チューリッヒ Zurich 大学の研究者によると、スイス中央部で、the Asian rock pool mosquito [_Aedes_ (or _Ochlerotatus_) _japonensis_] が1400平方kmの範囲に生息しているのが確認された。調査を行った3500か所のうち、122か所で同蚊族のボウフラが確認されたと、寄生虫学者が報告した。米CDCによれば、この蚊族は日本脳炎やウエストナイルウイルスを伝播させることができる。日本、韓国、中国を原産地とし、北米でも確認されており、フランスやベルギーでもかつて見つかっている。 [Mod.TY注-これは、ある種の蚊族の移動過程(on the move)である。公衆衛生上の意味を持つウイルスのベクターとしての能力を持つのであれば、中欧での定着が懸念される。米国では、Westchester county(ニューヨークNew York 州)やニュージャージー New Jersey で捕獲された、_Oc. j. japonicus_ の集団内からウエストナイルウイルスが確認されている(20000905.1515 and 20020824.5132)。実験室の環境では、 West Nile, Japanese encephalitis, LaCrosse, Eastern equine encephalitis and St Louis encephalitis viruses を感染伝播させることが確認されている] 写真 _Ochlerotatus japonicus_ http://www.flickr.com/photos/29847562@N00/3532718018/ |
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