感染症速報詳細

記事日付 20090831
タイトル ヒツジ痘-キルギスタン:疑い、情報提供依頼RFI 20090831.3060
国名 キルギスタン    
感染症名 ヒツジ痘
概要
和文 http://www.timesca.com/index.php?option=com_content&task=view&id=202524&Itemid=7
カザフスタン農産業共同体議長は26日、カザフスタン人獣医師によるキルギスタンの国境地域の視察を予定していると述べた。報道によると、今春、キルギスタンから入った pathogenic material で、ヒツジ痘ウイルスが確認されたことを受け、キルギスタンからの肉の輸入が制限されている。キルギスタンの首都ビシケク Bishkek は、禁止令解除に向けた努力を行っている。キルギスタン国内の4地域:Naryn(中国国境), Chui(カザフスタン国境、Talesも), Issyk-Kul(カザフスタンおよび中国国境) and Talasについての監視を行うことで合意したことが明らかになった。この地域では家畜から血液を採取して、口蹄疫、pox (ヒツジ痘?)、heterogeneous proteins tests(?)を行うことになっていると説明された。不安が払拭された場合には、国境を越えた輸入が再開される。地方病感染の危険のある中国肉の再輸出を行っているキルギスタン業者がいるとの情報があると議長は述べているが、輸入品の監視ではこの件に関するチェックは行われない。
[Mod.AS注-この記事は、曖昧な情報である。"pathogenic material(輸入され、ヒツジ痘ウイルスが検出されたとされる)"とは何を指すのだろうか?どのような家畜であったのか?生きていたのか、その製品(毛糸など)か?ウイルスの検出法は?春に発覚したのなら、なぜ今対策が行われたのか?"heterogeneous proteins tests"とは? 2国間で行われた貿易協議は、さらに意味不明である。このニュース記事をあえて投稿したのは、この地域のヒツジ痘感染状況に関する最新情報を得たいがためである。カザフスタン政府当局は2008年を通じて疾患の発生がなかったことをOIEに報告しているが、キルギスタンからは2008年後半の情報は入手できていない]
[Mod.JW注-中国政府はOIEに対して、2008年12月にキルギスタンと国境を接する新疆ウイグル自治区において、sheep & goat pox により、138例の感染と17例の死亡が発生したと報告している]
地図 http://www.reliefweb.int/mapc/asi_east/cnt/chn/chncia.jpg

原文リンク