感染症速報詳細

記事日付 20090901
タイトル 原因不明の疾患-パプアニューギニア:(03) モロベMR  20090831.3062
国名 パプアニューギニア    
感染症名 原因不明の疾患
概要 原因不明のインフルエンザおよび赤痢様疾患流行により、47人が死亡し、2000人が発病している
和文 http://www.straitstimes.com/Breaking%2BNews/World/Story/STIStory_423655.html
パプアニューギニア Papua New Guinea PNG 農村部でおきた、2件の mystery flu and dysentery (原因不明のインフルエンザおよび赤痢様疾患)流行により、47人が死亡したほか、2000人の住民が発病していると、31日に医療当局者が述べた。太平洋にあるこの国では、これとは別にコレラの発生により、成人7人が死亡し、73人の感染者が出ている。8月3日以来、北東部沿岸地域のthe Menyamya district(モロベ Morobe province)の住民27人が、今も診断がついていないインフルエンザにより死亡した。ほか20人は赤痢を発症した。12か所の村のおよそ2000人が発病し、インフルエンザと赤痢が原因と見ていると、当局者が述べた。死者はおよそ47人で、90%がAkwanda村の住民であり、インフルエンザと赤痢感染と報告された患者の95%がこの地域から報告されていると説明した。このインフルエンザ様疾患がパンデミック H1N1 2009 インフルエンザウイルスよるものか、季節性H1N1インフルエンザウイルスによるものかは、直ちに分かるものではない。WHOは、この地域で検体を採取し、数日内には結果が判明すると当局者は述べている。豚インフルエンザ[インフルエンザパンデミック(H1N1)2009]の可能性を除外することはできないが、この流行は辺地で発生しているため、もしパンデミック H1N1 2009 ウイルスによるものだと分かれば、やや意外であると、WHOのPNG代表者が説明した。しかし、患者や死者の数が通常よりかなり高めであり、いずれの感染流行についても深刻に受け止めていると述べた。PNGでは、これまでに10例の豚インフルエンザ患者が報告されているが、いずれも海外からの輸入によるものであった。

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