感染症速報詳細

記事日付 20090901
タイトル B型肝炎、C型肝炎-インド:(ウッタルプラデシUP)、血液汚染 20090831.3064
国名 インド    
感染症名 B型肝炎
概要 血液製剤の汚染による肝炎感染の疑い
Contaminated blood could have caused hepatitis
和文 http://www.prokerala.com/news/articles/a75710.html
ウッタルプラデシ Uttar Pradesh UP 州で警察当局により、低品質血液の密売グループが大量に検挙されてから1週間以上が経過して、新たな血液の品質に関わる問題が報告され、感染性のB型およびC型肝炎ウイルスに汚染されていたことが判明し、投与された患者らに肝炎に感染した恐れがあることが明らかになった。政府当局に対して行われた8月28日の別の報告によると、The Sanjay Gandhi Post Graduate Institute of Medical Sciences (SGPGIMS) は、問題の血液(製剤)で、複数の肝炎ウイルスを確認した。報告書は、米国FDAにも提出されている。公務員である医師によって違法に開業されていた、私立老人ホームから当局が回収した血液製剤について行われた詳しい調査により、この著しくヘモグロビン濃度の低い、極めて低品質の血液製剤が、複数の病院で患者らに使用されていたことが判明した。2年間以上にわたり、10万単位の汚染のある血液が販売されていた。UP州警察は、政府系のBalrampur Hospitalの麻酔科医1人を含む6人を、22日に密売容疑で逮捕した。この密売は、複数の有名私立血液バンクとその医師らも黙認していた(connivance)疑いが持たれている...これ以前にもthe SGPGIMS は、増量を目的として、血液に生理食塩水が加えられていることを明らかにしていた.."Charak Pathology, Indira Diagnostic Centre, and Kohli Blood Bank については、十分な設備を持たずに血液の採取と保存を行っており、認可も受けていなかった"と、FDA当局者は述べている。この悪質業者らは、薬物中毒者、人力車夫 rickshaw pullers、乞食などの、金銭目当ての売血者らの血液を使用し、食塩水で希釈して、1人分の血液を3倍にしていたと、警察当局が説明した。これらの血液は、1単位が約20-30米ドルで販売されていた。
地図 Uttar Pradesh and its capital Lucknow  http://rulers.org/indmap.html

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