記事日付 | 20090901 |
タイトル | デング熱-スリランカ:20090831.3065 |
国名 | スリランカ   |
感染症名 | デング熱 |
概要 | |
和文 | http://news.xinhuanet.com/english/2009-08/29/content_11961338.htm スリランカでは2009年になってから、デング熱患者数は24629人に増え、245人が死亡したことが、8月28日に保健省疫学局によって明らかになった。同局は、最新の患者数が24629人で、6月に最高となる7048人の患者が発生し、次いで7月に6858例が発生したと報告した。2008年1年間のデング熱患者はわずか4156人であり、死者85人であったことから、急激な増加と言える。患者の大部分は、カンディー Kandy、ケガラ Kegalle,コロンボ Colombo, Gampaha、クルネガラ Kurunegala の各地域の患者であった。当局は、蚊族対策を中心とする啓蒙活動を開始した...8月に入ってデング熱患者数は減少しており、28日現在の患者数は2387人と記録されている。 [Mod.TY注-2004-2009年の期間中で、2009年のスリランカのデング熱感染流行は最大規模となっている。上記記事によると、1月8月の間に、24629例の患者と245例の死者が発生し、致死率は0.99%である。2008年の4156例と比較して、およそ6倍増の劇的な増加となっている。現在、スリランカのデング熱感染流行は減少傾向にあり、6月から8月にかけて、7048例、6858例、2378例が報告されている。しかし、北東モンスーンが始まる11月から2月にかけて、新たにデング熱感染流行が報告される可能性もある。デング熱は、主要ベクターであるネッタイシマカ _Aedes aegytpi_ が感染伝播し、4つの異なる(ただし非常に近縁関係にある)型のウイルスが原因となる。WHOの東南アジア事務局 http://www.searo.who.int/en/Section10/Section332_1100.htm の報告によると、スリランカ、インドネシア、タイ、東チモールは、デング熱感染の潜在リスクがAランクに分類されている...2004年、スリランカでは15408人のデング熱患者と88人の死亡(致死率0.57)が報告されている。過去20年間で、2004年は最悪の感染流行であったが、致死率は過去に比べ低かった。どの月も患者発生が報告されていたが、最も多かったのは2004年6-7月の期間中で、25地区から報告されている。そのうち患者の72%、死者78人が、次の5つの都市からの報告であった;Colombo, Kandy, Gampaha, Kalutara and Kurunegala(致死率は0.4-1.1%)。2006年、デング熱による死者と感染者数は、2005年比で2倍であったが、致死率は1%以下のままであった。2007年5月までのスリランカからの報告数は、患者1846人、死者9人であった http://www.searo.who.int/en/Section10/Section332/Section2277_11963.htm 。 地図 Sri Lanka http://www.lib.utexas.edu/maps/middle_east_and_asia/sri_lanka_pol01.jpg |
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