感染症速報詳細

記事日付 20090901
タイトル デング熱-ミャンマー:(Rakhine)20090831.3065
国名 ミャンマー    
感染症名 デング熱
概要
和文 http://www.mizzima.com/news/inside-burma/2666-dengue-kills-three-afflicts-over-300-in-arakan-state-.html
保健省からの情報によると、2009年のビルマ[ミャンマー]西部のSittwe および Kyaukphyu of Arakan [Rakhine] State で、デング熱に感染したのは329人で、少なくとも3人が死亡している。Sittwe[Arakan [Rakhine] 州都]で2人、Kyaukphyuで1人が死亡した..病院を受診する余裕のない患者が多く、正確な患者数は判らないとの病院医師の話など...Pyi, Pa-an(Karen State)や
Htantalan town(Chin State)からもデング熱患者が報告されている。ラングーン Rangoon [Yangon] では毎年約30人のデング熱による死者が発生していると、保健省が報告している。
[Mod.SCM注-上記は、2009年6月中旬以降で4件目の、ミャンマーにおけるデング熱感染および死亡に関する報告である。しかし、西海岸に位置する、全国で7つある州のうちの1つのRakhine state (formerly Arakan)から報告されたのは、今回が初めてである。2009年、329例の患者と3例の死者が記録されている。以前の報告は、ミーチーナMyitkyina,(Kachin 州都)からの報告であった[20090728.2650]。今回の報告の中では、国内の有病率や致死率の統計値は示されていないが、7月24日現在、ヤンゴンの2009年の患者数は838例で死者は6例と報告されている[20090726.2635]。ミャンマーでは、デング熱・デング出血熱は、10歳以下の小児における、主な死亡原因となっている。約85%の患者がこの年齢で発生している。全国で毎年平均7000-10000例の患者が報告されているが、最近の流行年(2001,2005,2007年)には、患者数が15000例を超えていた。2007年の報告例の地域別のうち分けは、以下の通り;Yangon Division (31 percent), Ayeyarwaddy Division (16 percent) and Mon State (15 percent) 。ミャンマーで初めての大規模流行が発生したのは、1970年のヤンゴンで、その後周期的な流行発生をくり返しながら、首都から他の地域に広がった。1970-1995年の期間中に、83381人のDHF患者が発生しうち3243人が死亡した(致死率3.88%)...つづく]

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