記事日付 | 20090909 |
タイトル | プリオン病最新状況2009(08)-英国:Proposed vCJD testing by coroners |
国名 | 英国   |
感染症名 | プリオン病最新状況2009 |
概要 | 検視官(検察医)、vCJDに関する要望を拒否 Coroners reject plea over vCJD |
和文 | http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/8207034.stm 英国ではこれまでに164例のvCJD患者が発生している。検視官らは、政府当局が市民を守る事につながるとして求めていた、vCJDの原因となる感染の検査を拒否していることがBBCの取材で明らかになった。専門家らによると、死後剖検の検査でチェックが行われれば、気づかれずに感染して死亡した人がどれほどいるかの解明につながる可能性がある。また現在、輸血や手術を受ける際に行われている対策が十分であるかの検証にも役立つ。しかし、検視官らは、このような検査が彼らの中立性を脅かすになると主張している。vCJDは1980年代にBSE [bovine spongiform encephalopathy 牛海面状脳症] 感染牛の肉を食べた結果、人々の間で発症し始め、その後164人がこの病気で死亡したが、専門家らは無症状の感染者が、どれ程度いるかわからないとしている。これまでの患者は、特にこの病気に感染しやすい人が発病したのであって、これから先により多くの人が死亡する可能性も十分にある。この問題で大臣にアドバイスする立場にある団体の、Spongiform Encepalopathy Advisory Committee (SEAC)は、2年目に政府当局に対して、無症候性感染者の数を明らかにすることが重要との意見を行っている。その唯一の信頼性のある方法は、検視官が、剖検の際に若年者の脳と脾臓の検査し、プリオンと呼ばれる病原体の有無を確認することとしている...検視官の団体はコメントを拒否しているが、取材によると、彼らの仕事は、死亡の確認と死因の究明だけに限ると主張している。もし研究に携わる関係者からの総意に応えなければならないとすると、彼らの中立性が脅かされ、これまで築き上げてきた市民からの信頼を失うことになると述べている。さらに、もし団体としてこの要求に同意すれば、これはほんの一部であって、さらに研究を進めるための多大な要求を受けなければならなく可能性があるとも述べている...以下、原文参照願います |
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