記事日付 | 20090911 |
タイトル | 慢性消耗性疾患-米国:(05) 感染拡大、シカ 20090911.3198 |
国名 | 米国   |
感染症名 | 慢性消耗性疾患 |
概要 | 健康なシカのフンによる、プリオン病感染拡大の可能性 Healthy deer can spread prion disease through faeces |
和文 | http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5gjbCk192xXCX7yWcRVq43GA_c1HA 脳を破壊するプリオンの病気が、感染があるが発病はしていない動物の糞によって、シカの間で感染が広がる可能性があることが、新たな研究により明らかになった。この研究によると、狂牛病と近い関係にある、chronic wasting disease (CWD 慢性消耗性疾患) とスクレーピー scrapie と呼ばれる、原因不明の疾患が、これまで見過ごされてきた経路で感染が伝播される可能性があることが示唆され、農業関係者にとって悩みの種になっている。1997年に、脳をスポンジ状に変化させる、異常タンパクのプリオンの研究でノーベル医学生理学賞を受賞した、カリフォルニアCalifornia大学の神経学者Stanley Prusinerが中心となって行われた。Prion diseases は詳しい研究が行われている疾患で、シカ (CWD), ウシ(bovine spongiform encephalopathy, or BSE), ヒツジとヤギ (scrapie), ネコ (feline spongiform encephalopathy, FSE) およびヒト(Creutzfeldt-Jakob disease, CJD)の異常がある。しかし、色々な点が不明のままで、シカではCWDは母親から子に感染することが知られているが、ほかの感染経路もあると考えられていた。英国の科学雑誌 Nature でこの研究チームは、シカが糞の中にプリオンを排泄し、他の動物が草を食べて土壌中の病原体を取り込む危険性があることが示唆されている。数ヶ月にわたる調査で、5頭のmule deer (_Odocoileus hemionus_) のフンを採取し、経口的にCWDプリオンに感染させた... |
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