記事日付 | 20090914 |
タイトル | クリミアコンゴ出血熱-グルジア:初めての症例 20090913.3218 |
国名 | グルジア   |
感染症名 | クリミアコンゴ出血熱 |
概要 | グルジア国内初のCCHFの31才の男性の状態は、非常に危険である |
和文 | http://www.rustavi2.com/news/news_text.php?id_news=33483&pg=1&im=main&ct=0&wth= The National Center of Disease Control 当局は、グルジア国内初の、死亡する可能性のあるCrimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF クリミアコンゴ出血熱) 患者を確認した。ウイルスに感染したこの31才の男性の状態は、非常に危険である。トビリシTbilisi の感染症病院の究明センターで、人工呼吸器を装着された状態である。CCHFの初期症状は、突然のショック、内出血、外出血などがある。この男性は上記症状のため、病院に搬送された。ナイロウイルス _Nairovirus_ of the family _Bunyaviridae_ という、ダニ媒介性ウイルス感染を原因とし、1944年に初めてクリミアCremeaではじめて報告され、クリミア出血熱と呼ばれるようになり、1969年にはコンゴでも発見され、現在の病名となった。今回の症例は、グルジアで第1例目のCCHFウイルス感染患者である。これまでに、クラスノダール Krasnodar Oblast of Russia、 イラン、トルコで確認されている[Mod.CP注-実際は、CCHFV はアフリカ、中東、アジアの広い範囲に存在している。また、旧ソ連(Crimea, Astrakhan, Rostov, Uzbekistan, Kazakhstan, Tajikistan)、トルコ、ブルガリア、ギリシャ、アルバニア、旧ユーゴスラビアのコソボを含む欧州各地でも確認されている。血清学的検査では、ハンガリー、フランス、ポルトガルでの発生の可能性もある]。感染すると、患者の致死率は60%に達する。Ixodid (hard) ticks ダニ, 特に_Hyalomma_属は、CCHFウイルスの保有動物であり、ベクターの役割も果たす。ウシ、ヤギ、ヒツジ、ウサギなど、多くの野生動物や家畜も、ウイルスの増殖宿主として働く。ヒトに対する感染伝播は、感染動物の血液やダニを通じて発生する。CCHFウイルスは、感染性の血液や体液を通じて、ヒト-ヒト感染を起こすこともある。当局センター長は、病院内の集中治療を受けている感染患者は、若年男性であることを明らかにした。保健省が、治療費用を全額負担する予定であると述べた。この男性は、ダニから感染したと見られている。男性の蚊族についても、血液検査が行われる予定である。 WHO Factsheet http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs208/en/index.html 地図 Georgia showing the location of the capital Tbilisi http://www.worldatlas.com/webimage/countrys/europe/ge.htm |
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