記事日付 | 20090921 |
タイトル | 手足口病-ベトナム: |
国名 | ベトナム   |
感染症名 | 手足口病 |
概要 | 60人が治療を受け、90%が重症のため入院となった |
和文 | http://www.thanhniennews.com/healthy/?catid=8&newsid=52495 Ho Chi Minh City [HCMC ホーチミン市]において、手足口病の感染が蔓延しつつあると現地の当局者が述べた。2008年には、ベトナム国内でおよそ3000人が感染し、少なくとも10人が死亡している。第1小児病院では11日、60人が、EV-71を原因とし発熱・水疱・口腔内潰瘍・発疹の症状が見られる手足口病の治療を受けた。小児のおよそ90%近くが重症化して入院した。 [Mod.SCM注-Hand, foot, and mouth disease (HFMD)は、エンテロウイルス属のpolioviruses, coxsackieviruses, echoviruses, and enterovirusesなどによっておきるが、Enterovirus 71による感染は、ウイルス性髄膜炎や脳炎による死亡の可能性がある。2009年、ベトナムでは4月からアウトブレイクが開始し、Ho Chi Minh City, Dong Nai, Binh Duong, Binh Phuoc, Tay Ninh and An Giang provinces (20090411.1387)から患者が報告されている。HFMDのピークは、3-5月と9-12月の乾期に訪れることが多い。2009年5月22日現在、HFMD患者の小児は50人でうち3人が重症であった。2008年の5月12日の時点では、患者数は2300人で死者10人で、主に南部地方からの報告だった(20080516.1634)。2009年初から9月11日までの期間で、HFMDの治療を受けている患者は60人であり、その90%(54人)が重症である。原因はenterovirus 71 で、この病気に特異的なワクチンはない] [Mod.CP注-中国では検査によりenterovirus 71 infection が確認されており、恐らく同じウイルスによりベトナムでアウトブレイクが発生していると考えられる] 地図 Viet Nam with provinces http://en.wikipedia.org/wiki/File:VietnameseProvincesMap.png |
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