記事日付 | 20090922 |
タイトル | ペスト-米国:(05)、イリノイIN、死亡 研究室の細菌による疑い、情報提供依頼RFI |
国名 | 米国 |
感染症名 | ペスト |
概要 | 死亡した、ペスト菌の遺伝子研究者の体内から、ペスト菌が検出された |
和文 | http://blogs.nature.com/news/thegreatbeyond/2009/09/plague_vaccine_found_in_dead_r.html 13日に死亡したシカゴChicago大学の遺伝子研究者からペスト菌_Yersinia pestis_ が検出された。"intense flu-like symptoms(激しいインフルエンザ症状)"のため、Bernard Mitchell Hospital に運ばれてから12時間以内に死亡した。シカゴでは他の患者は報告されていない。1960年代以降ワクチンとして使用されてきたこの菌に曝露した他の研究者の中で、発病したものもいない。しかし当局は、家族・友人・同僚に対して(予防の)抗生物質を処方した。剖検からは、このペスト菌が公衆衛生上の脅威とはならないことが示唆されている... [Mod.LL注-激しいインフルエンザ様症状を示す急性疾患は多いが、分離された細菌(恐らく血液培養)が病原体である可能性が強く示唆される。ワクチンとして使用されていたとの記述から、the EV76 mutantであったと考えられる。この原型的、弱毒生ワクチン株は、pigment phenotype(色素表現型)を失い 培地からの色素を吸収し、yersiniabactinと呼ばれるsideraphore (?)を産生し、実験動物に皮下注射することで致死性疾患をひきおこす。オリジナルは、1936年に Girard and Robic が報告した;参考文献紹介あり、原文参照願います] |
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