感染症速報詳細

記事日付 20090922
タイトル インフルエンザパンデミック(H1N1)2009(54)-米国:ワクチンの入手
国名 米国    
感染症名 インフルエンザパンデミック
概要 第1弾は経鼻スプレー型ワクチン
和文 http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/swineflu/news/sep1809update-jw.html
H1N1[インフルエンザパンデミック(H1N1)2009ウイルス]ワクチンのはじめての出荷は、340万回分に当たるMedImmune社の経鼻スプレーとなる見込みで、2009年10月には医療従事者の下に届くだろうと、18日に当局者が述べた。同時に、パンデミックウイルスは現在、1週間前に比べ10州増えて、21の州に及び、インフルエンザ様症状による受診者は、例年のこの時期の約2倍となっている... MedImmune 社製のThe live attenuated vaccine (弱毒生ワクチン)は、2才から49才までの小児と成人への使用に対して、FDAから認可されている。このワクチンは人口に応じて州ごとに配分されることになっている。CDCによって設定された、中央集権型配布システムのもと、ワクチン接種実施者は、州営性当局を通じて必要な量を請求することとなっている。ワクチンは、妊娠女性、医療従事者、小児、何らかの健康の問題を持つ成人などのハイリスクグループを優先することが勧告されているが、実際に誰に接種するかは、地域ごとに条件に応じて決定される...複数の州当局は、優先的にワクチンを配布する産科病院を特定したが、それらの病院[州]は、経鼻スプレーより注射用剤を希望している。医療従事者や、生後6ヶ月未満の乳児の家族にも、早めの接種を計画している...流通システムの説明など...接種回数については、10歳未満の小児には2回接種とし、それより上の年齢の小児と成人は1回接種で十分だと見られている。(年齢による勧奨は、FDAが小児での使用を認可した3種類のワクチンで、多少の違いがある。MedImmuneのワクチンは、2回接種は2才から9才まで; Novartisでは、2回接種は4才から8才まで; Sanofi Pasteurでは、2回接種は生後6ヶ月から8才までとなっている)。CDCは、2009年10月中旬までに、4500-5000万回分のワクチンが使用可能となり、その後毎週2000万回分が入手可能となり、最終的に1億9500万回分のワクチンの確保が12月までに達成できると見ている。この時期にインフルエンザ活動が拡大していることは異例であり、全ての州で何らかのインフルエンザの発生が認められており、21州では広範囲の活動性が認められている...CDCの当局者は、H1N1の確定診断を受けていないのであれば、最近のインフルエンザ感染者もワクチンを接種すべきとしている..世界のインフルエンザ活動状況..

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