記事日付 | 20090923 |
タイトル | チクングニア(34)-ドイツ:モルジブからの輸入 |
国名 | ドイツ   |
感染症名 | チクングニア |
概要 | Chikungunya Fever in Maldive Islands |
和文 | 35才の父親と7才の息子の、2人の旅行者が、モルジブ島the Maldive Islands への10日間の旅行から帰国した4日後の、14日にミュンヘン大学 the University of Munich 感染症熱帯病科を受診した。高熱と発疹、手指と手首を中心とした小関節炎を訴えた。検査の結果、いずれの患者にも、白血球減少症と軽度の肝炎と正常の血小板数が認められた。一緒に旅行していた配偶者には症状は見られなかった。real-time-RT-PCRによるデング熱とチクングニアに対する血液検体の検査で、チクングニアは陽性、デング熱は陰性であった。分子学的解析が現在行われている。この旅行者らは、往復ともにドイツからモルジブ島への直行便を利用し、旅行の前後のチクングニア常在地域への旅行はなかった。知りうる限りでは、the Laamu Atollでチクングニアのアウトブレイクが発生した(20090114.0150)とされる2009年1月以来、モルジブ島における初めてのチクングニア感染患者となったと考えられる。今回の症例から、モルジブでは今もチクングニア感染が継続されているか、もしくは新たなウイルスの導入があったものと考えられる。旅行者らには、蚊族対策などの予防策が勧められる。 地図 the Maldive Islands in the Indian Ocean http://www.worldatlas.com/webimage/countrys/asia/mv.htm |
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