感染症速報詳細

記事日付 20091002
タイトル 黄熱の流行—カメルーン
国名 カメルーン    
感染症名 黄熱
概要 2009年9月8日カメルーン保健省は、黄熱サーベーランスを通じて、検査で黄熱と確認された症例を報告しました。
和文 2009年9月8日カメルーン保健省は、黄熱サーベーランスを通じて、検査で黄熱と確認された症例を報告しました。症例は、南西州(province) Buea Health地区(District) Bomboko村のKotto 1からである。黄熱の予防接種キャンペーンが2009年10月にBuea と Mbongueの2地区165138名に計画されています。

患者は61歳の男性、黄熱の予防接種歴はなく、2009年7月27日に発熱、黄疸、背部痛を初発症状として発症。Buea Health地区の民間開業医を受診し、黄熱と臨床的に診断されました。

Yaoundeのパスツール研究所は、最初の検査で患者は黄熱であるだろうと示唆し、地域研究所であるダカール(セネガル)のパスツール研究所で、他の出血熱に関する検査は陰性であると確認されました。

発生調査により51の血清サンプルが追加の疑い症例から集められました。検体の研究所での分析はYaoundeのパスツール研究所で行われています。カメルーンの他の複数の地域で黄熱の流行が発生したことにより、2009年5月にリスクの高い62地区で国家黄熱予防の予防接種キャンペーンが行われました。Buea Health地区はこれまで黄熱の流行地域とは知られていませんでした。今回の流行に伴うキャンペーンにより、今後の流行から保護される地域が広がります。

同国は黄熱予防接種の国際協力グループ(YF-ICG)によって管理され、GAVI連合によって資金供給を受けている、世界的な緊急備蓄ワクチンを使用します。
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