記事日付 | 20091004 |
タイトル | 原因不明の疾患-欧州:情報提供依頼RFI、死亡、ウシ |
国名 | 欧州   |
感染症名 | 原因不明の疾患 |
概要 | 2年前から"bleeding calf syndrome"と呼ばれる疾患が、子牛の間で発生している |
和文 | http://www.focus.de/magazin/archiv/jahrgang_2009/ausgabe_40/ 原因不明のhemorrhagic diathesis (出血傾向)が見られる、 "bleeding calf syndrome"とも呼ばれる疾患が、過去2年間に子牛に発生しており、農家は獣医学の専門家らに原因究明を迫っている。発生はまれであるが、その数は増えている。Giessen大学の研究者によると、元気に生まれた仔牛が、初乳を飲んだ途端に血液に変化が生じ、骨髄に障害が起きるという。これらの動物のほとんどは、小さなキズや身体中の穴からの出血により死に至る。数百頭の動物がこのような死に方をしている。BSEの経験のある農業関係者らは、その影響を懸念し、多くの症例の報告を行っていない。この研究者は、感染症ではないと考えている... the Hannover Universityの獣医学の研究者は遺伝子に注目し、一方、ミュンヘンMunichの仲間らはその分布を調査している。Giessenの研究者らは、子牛の免疫細胞に着目し、母親が(子牛の)免疫細胞に対する抗体を産生しているためと考えている。だがそのきっかけが何であるかは、まだ明らかにされていない。この出血性症候群が発生しているのは、ウシに対してbovine viral diarrhea (BVD)に対するワクチン接種を行っている国に限られている。ドイツ以外に、スコットランド、オランダ、ベルギー、イタリアで、この疾患が見つかっている。スイス、デンマーク、オーストリアなど、BVDに対するワクチンを使用していない国々からは、これまでのところ報告がない。5年前からワクチンの販売を行っているPfizer社は、コメントを避けている。 [Mod.AS注-原文参照願います] |
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