記事日付 | 20091018 |
タイトル | インフルエンザパンデミック(H1N1)2009-世界各国:症例数 |
国名 | 世界各国   |
感染症名 | インフルエンザパンデミック |
概要 | [1] パンデミック(H1N1)2009 - 更新 70 WHO weekly update Pandemic (H1N1) 2009 - WHO update 70 |
和文 | http://www.who.int/csr/don/2009_10_16/en/index.html 感染研・感染症情報センターの和訳 http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009who/update70.html から転載させて頂きました 2009年10月11日現在、世界でパンデミックインフルエンザH1N1 2009の実験室診断による報告数が、39万9千例以上そして4735例を超える死亡例の報告がWHOにあった...インフルエンザの活動性は、北半球の温帯地域全体で増加が続いている。北米では、米国全土でインフルエンザ様疾患(ILI)の発症率が季節性のベースラインよりも高い割合となり、臨床検体からパンデミックH1N1 2009ウイルスが高い割合で検出されている...注目すべき点として、中国で検出されたインフルエンザウイルスの半数近くは季節性インフルエンザA(H3N2)ウイルスで、先にA(H3N2)ウイルスが流行し、パンデミックH1N1 2009ウイルスとともに流行している。 今週発行されたピアレビューを行っている雑誌に掲載された3つの興味深い論文において、カナダ、メキシコ、オーストラリア及びニュージーランドにおける一連のパンデミックインフルエンザ患者の異なった重症度の事例が報告された。 * ...オーストラリアおよびニュージーランドのICU入室患者の1/3は、重症化するリスク因子を有していなかった。カナダのICUケースの98%は高血圧、喫煙及び薬物乱用者といった基礎疾患をもった患者であったが、そのうち30%のみが"重症化"した。メキシコでは重症患者の84%が基礎疾患を持ち、高血圧、喫煙者およびインフルエンザを重症化させるリスク因子に含まれていない脂質異常症が含まれていた。論文を発表した3つのグループは、多くの健常者が重症化したことに驚いている。 * オーストラリアとニュージーランドの研究者は、重症化の最大のリスクは1歳未満の乳児であることを再確認した... * オーストラリア、ニュージーランドの研究は、パンデミックの間にウイルス性肺炎のためにICUに入室した患者数を推定したが、その値は近年の季節性インフルエンザ流行時よりもはるかに高かった。カナダ、マニトバ州ウィニペグ地域でのICUのキャパシティーは、インフルエンザ流行が最大となった時期に、地域内のすべてのICUのベッドを用いて対応する状況におかれ、厳しい挑戦を強いられる状況下に置かれたと報告している。 全てのパンデミックH1N1 2009インフルエンザウイルスは抗原的にも遺伝的にもA/California/7/2009-likeに類似している。詳細は実験室サーベイランスを参照のこと。グローバルインフルエンザサーベイランスネットワーク(GISN)による系統的なサーベイランスは、H1N1パンデミックウイルスの抗ウイルス薬オセルタミビル耐性の孤発例の検出を継続的に実施している。 [2] PAHO weekly update Regional update. Pandemic (H1N1) 2009 情報源: Pan American Health Organisation (PAHO) 、2009年10月16日。 http://new.paho.org/hq/index.php?option=com_content&task=view&id=1922&Itemid=1167 省略、原文参照願います |
原文リンク |