感染症速報詳細

記事日付 20091024
タイトル 硝酸中毒、ヤギ-インド:(タミルナドTN)、疑い
国名 インド    
感染症名 硝酸中毒
概要 硝酸が溶解した水の摂取による死亡:タミルナド汚染監視委員会の見解
Death of goats due to consumption of nitrate dissolved water: TNPCB
和文 <http://www.thehindu.com/2009/10/21/stories/2009102154960500.htm
Tamil Nadu Pollution Control Board (TNPCB)による調査の結果、9月にKunnathur [Tirupur近郊] で大量のヤギが死亡した原因は、硝酸が溶けた水を飲んだことによることが判明した。この事件が起きたのは9月21日のことで、約180頭のヤギが原因不明の状況で死亡していた。Tirupur での解析結果が、数日前にチェンナイの検査機関で確定された。報告によると、許容量の45mg/Lをはるかに超える硝酸が含まれていた。地域内の工場施設から、高濃度の硝酸を含有する塩が、降雨のためにthe storm water drainを通じて流れ出た。動物の血中でヘモグロビンと結合し、methemoglobinが形成される。
[ModTG注-Nitrateは水質汚染をきたすが、ヤギを死亡させるには、少なくとも400-800ppm(mg/L)のレベルが必要である。水質中にこのような高濃度の硝酸が含まれることもあるが、forages エサに高濃度の硝酸が含まれていた可能性のほうが高い]

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