記事日付 | 20091027 |
タイトル | 類鼻疽-スペイン:ガンビアから(03) |
国名 | スペイン   |
感染症名 | 類鼻疽 |
概要 | [1] 20091024.3662に関して |
和文 | 類鼻疽が気候変動の、特に2004年の津波に関係して、インドネシアを中心に症例の報告数が増えたとされている。あらゆる可能性の中で、疾患に対する注意が高まったことだけでなく、絶対数の増加もあるとおもわれる。しかし、それを気候変動によるものとし、その現象としての津波に言及するのはいささか行き過ぎかも知れない。2004年の津波の後に、類鼻疽患者数が増加したとされる原因の中で、最も可能性が高いのは、災害の数週間後から数ヶ月後までにわたって、洪水やケガに遭遇した人の数が多大であったことだろう。津波のような自然災害では、_Burkholderia mallei_/_pseudomallei_による、同時に起きた穿通創の汚染がおきやすく、汚染された水に曝露し、多くのヒトが感染リスクを負う。 [2] アフリカでは、報告されているより多くの類鼻疽が発生している 投稿者:英・Health Protection Agency (South West)、Dr David Dance、2009年10月26日。 これまでの報告は、検査機関での診断能力や医師らの認識不足のために診断されることは少ないが、アフリカでも、考えられているよりもずっと類鼻疽は一般的であるとの私の意見を支持する内容である。ガンビアに関連づけられた類鼻疽の患者としては2例目であり、もう1例は、シエラレオネ出身であるが、ガンビアに長期間滞在していた、英国の症例の報告であった。ガンビアで普遍的であるなら、このような設備の整った部門から、もっとたくさんの報告があってもよいと思われるが、これまで経験したことがないとされている。アフリカ大陸の真の類鼻疽発生数はよく判らないままである...以下、分子疫学研究による知見、予防内服の開始時期の問題など...原文参照願います |
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