感染症速報詳細

記事日付 20091101
タイトル ポリオ-ブルンジ、パキスタン:世界各国(07)
国名 ブルンジ    
感染症名 ポリオ
概要 [1] Burundi
政府当局はポリオ対策に動いている Burundi health officials act to checkpolio
和文 http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=86780
北西部のCibitoke州で2例のポリオ患者が報告されたことを受け、保健省とWHOは3日間の予防接種キャンペーンを開始した。150万人以上いる、5歳未満の小児が対象である...ブルンジでは10年間にわたりポリオは排除されていたが、2009年9月に隣国のコンゴ民主共和国から輸入されたウイルスにより、2人の小児が感染した。1型の野生株ポリオウイルスで、インド由来であり、アンゴラとコンゴ民主共和国から輸入され、先月ブルンジに持ち込まれたと、説明した。
[Mod.CP注-ブルンジ共和国は、北でルワンダ、東と南でタンザニア、西でコンゴ民主共和国と国境を接する、東アフリカのthe Great Lakes region の中の国である。わずか28000平方kmあまりの土地に、およそ870万人が暮らしている。迅速な対応により感染拡大が阻止され、再びポリオ排除の状態が取り戻されることを願う]
[2] Pakistan
スワートでの流行 Polio outbreak in Swat
情報源: IRIN、2009年10月13日。
http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=86560
当局者によると、紛争地帯のスワートSwat Districtで、過去4ヶ月間で13人のポリオ患者が確認されている。1年以上にわたって、ワクチン接種を実施するものが、小児にアクセスすることができないことが、主な理由である。5月に始まった、政府軍とタリバン兵士らとの交戦により、スワートから数十万人の難民が発生した。army campaignが7月に終結するまでの期間は、兵士らが、ポリオ対策チームによるアクセスを阻止していた。ポリオ感染流行が発生しているが、現在地域内に残されている小児には予防接種が可能であり、9月のキャンペーンでかなりの小児に接種することができたと、イスラマバードIslamabadのUNICEFの専門家が説明した。10月12日から、スワートでの3日間ワクチン接種キャンペーンが開始された...2009年になり、パキスタンでは62例のポリオ患者が確認されいて、35例は北西辺境州North West Frontier Province と連邦自治部族地域 the Federally Administered Tribal Areasの患者だった。この中には、交戦状態にあるBajuar Agency の13例や、スワートの13例も含まれている。医師は、多くの人々がワクチン接種を打ちそこねたことを自覚し、現在、接種に意欲的であることは、よい知らせと述べた。
[Mod.CP注-アフガニスタン、インド、ナイジェリアとともに、パキスタンは、ポリオが常在するとされる4カ国のうちの1カ国である。the Swat Valleyでの戦乱とWaziristanでの軍事作戦により、パキスタンでは最大で100万人が国内難民となっており、ポリオ排除計画の遂行は依然として困難だが、終戦と難民帰還により、定期接種が再開につながるかもしれない]

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