記事日付 | 20091108 |
タイトル | マラリア-イタリア:ラティナLT、国内感染 |
国名 | イタリア   |
感染症名 | マラリア |
概要 | [1] 恐らく違う Autochthonous malaria in Italy probably not |
和文 | 慎重に扱った方がよい。"イタリアで1970年以来となるマラリア感染症例"ではなく、1997年にイタリア国内の蚊族により感染伝播された、4日熱マラリアについての詳しい報告がある(Lancet 1998;351:1246-7)。また、常在地域への旅行から最大6年経過した後の4日熱マラリア感染症例を数例経験しているため、過去の渡航歴については注意深く確認した方がよい。よく知られているように、"endemic" areas for Plasmodium vivax の中には、今も比較的イタリアに近いトルコ南部Southern Turkeyのような国々も入っている。そして、はっきりと判らない"cryptic" malaria という病型も現に存在し、(イタリアのような非常在地域では)自所の蚊族による感染伝播症例よりも報告される数が多い。従って、マラリアがこの地域に再興した可能性があると想像できるとのコメントには、同意しかねる。 [2] イタリア国内でのマラリア自所感染 Autochthonous malaria in Italy background data 情報源: Gideon 、2009年11月7日。 http://www.gideononline.com/blog/2009/11/07/malaria-in-italy/ -1946-1950年に期間中に、DOTの大量使用により、サルジニアSardinia からマラリアが根絶された -1956年にa single endemic case (_Plasmodium vivax_ in Palma di Montechiaro, シシリーSicily) が報告されている -イタリアは、1970年に "malaria-free" を宣言した -1997年にautochthonous malaria (_P. vivax_) がマレンマ Maremma (Tuscany) から報告されており、_Anopheles labranchiae_ がベクターとして疑われている |
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