記事日付 | 20091109 |
タイトル | 百日咳-オーストラリア:(02) サウスオーストラリアSA |
国名 | オーストラリア   |
感染症名 | 百日咳 |
概要 | より毒性の強い株(P3)が関与しているのではないか |
和文 | 20091107.3842の中でモデレータが、ワクチンによる免疫持続期間について議論していた。百日咳の感染流行が起きるたびに、この問題が脚光を浴びてきたことは無理もないが、限られた公共資源を、さらなる追加接種(回数の増加)に費やしてもよいのかどうかは、別の問題である。おそらく、もっと有効なワクチンが必要なのではないか。病原体そのものについての議論が蚊帳の外にあることに驚かずにはいられない。百日咳の感染流行は、しばしばthe _B. pertussis_ populationの変異changesによって発生しているとの、多くの研究結果が示されている。さらに最近になってわれわれは、より毒性の強い株(P3)が発生し、オランダでの感染流行の原因(の一部)として関与していると考えられることを示した。このP3株は世界中で新たに発生している。感染症の突然の発生増加の原因についての議論を行う場合は、常に、thepathogen population(細菌の種類)の変化も含めて行わなければならない。 参考文献 Mooi FR et al. Bordetella pertussis strains with increased toxinproduction associated with pertussis resurgence. Emerg Infect Dis 2009; 15:1206-13. |
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