感染症速報詳細

記事日付 20091111
タイトル インフルエンザパンデミック(H1N1)2009-ロシア:
国名 ロシア    
感染症名 インフルエンザパンデミック
概要 [1] ロシア Russia
急性呼吸器感染症とインフルエンザの発生状況 Epidemic situation for acute respiratory infections and influenza
和文 http://epidemiolog.ru/news/detail.php?ELEMENT_ID=6275
10月26日から11月1日までの週、25都市とと11の行政区で感染流行閾値を超えた
Moscow, Pskov, Yuzhno-Sakhalinsk, Chelyabinsk, and Krasnoyarskなどでは全年齢層
18都市と2行政区では0-2才の年齢層
16都市と3行政区では3-6才の年齢層
Magadan, Murmansk and Kaliningradなどの地域では7-14才の年齢層...
[2] ベラルーシ Belorus
100人の感染が確定診断されている 100 "swine" flu cases have been confirmed in Belorus
情報源: Podrobnosti News Service [in Russian]、2009年11月8日。
http://podrobnosti.ua/accidents/2009/11/08/642157.html
約102人のパンデミックインフルエンザA(H1N1)感染が、ベラルーシで報告されている。保健省は、複数の地域が、緊迫したtense状況にあると述べた。102例は、診断検査が行われた症例のうち0.3%を占める。全国の1300か所の教育機関が閉鎖されている。首都ミンスクMinsk では混乱が続いているが、管制下にある。医師の往診(requested doctor visits )回数も減少しつつあり、最新の数字では全往診数の4-25%となっている。学校が休暇期間に入ったことも、大規模流行回避に役立っていると見られている...
[3] Moldova モルドバ
24時間以内に患者数が1.5倍に増えた The number of "swine" flu cases has increased 1.5-fold in 24 hours
情報源: "podrobnosti.ua" [in Russian]、2009年11月8日。
http://podrobnosti.ua/accidents/2009/11/08/642204.html
モルドバ保健省は、インフルエンザパンデミック(H1N1)2009患者の数が、24時間に174人から268人に増加したことを報告した。全ての患者は適切な治療を受けており、接触者の監視が行われているという。学校の秋期休暇期間が、11月8日からの週までに延長された。保健省は、幼稚園や学校への出席を自粛し、ハイリスク国への渡航を控えるよう呼びかけている。国内の死者は3人となっている。10月24日に、ポーランド旅行後の50才男性が初めての死者となった。2例目はモスクワを旅行した35才の女性、3例目はモスクワから戻り集中治療室に収容されていた46才の女性で、7日に死亡した。医師は、受診の遅れを指摘している。
[4] ウクライナ Ukraine
32例の感染が確定されている The Ukrainian Ministry of Health has confirmed 32 "swine" flu cases
情報源: "kyiv.proua.com" [In Russian]、2009年11月8日。
http://kyiv.proua.com/jungle/2009/11/08/101500.html
2009年10月のインフルエンザ感染流行発生以来、死者の数は135人に増加したことが、保健省のウェブサイト上で明らかにされている。死亡のほとんどがLvov oblastで発生している(57例)。患者の多くは国内西部の住民であった。東部でも発生は認められているが、頻度は低い。流行開始以来の発病者は87万人以上で、3万9603人が入院となった。パンデミックA H1N1の占める割合は明らかにされていないが、24時間前に発表された確定患者数は32人で、14人が死亡している。

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