記事日付 | 20091114 |
タイトル | Q熱-オランダ:公衆衛生 |
国名 | オランダ   |
感染症名 | Q熱 |
概要 | ヒトの早産に関係するかについての調査研究を呼びかけている |
和文 | http://www.vetsweb.com/news/dutch-call-to-investigate-q-fever-effects-in-people-643.html オランダの保健省は、_Coxiella burnetii_ infection (Q fever Q熱) がヒトの早産に関係するかについての調査研究を呼びかけている。この疾患は、オランダ国内の1/3に広がっている。ヒトは、Q熱感染によりインフルエンザ様症状を呈し、肺炎となることもある。一部の患者が死亡する可能性もある。2009年だけで2200人が感染し、その多くは南部の農村地域であるブラバントBrabant州で、6人が死亡している。新たな感染拡大防止策として、ヤギへのワクチン接種が必要とされており、農業相は任意接種ではないとした上で、全ての施策がヒトの健康を守ることに主眼がおかれていると説明した。ヤギが流産したことは農家にとっては気の毒だが、それはヒトへの感染の始まりでもあると述べた...11日の議会討議では、ヒトへの一斉接種を行う可能性は低いと閣僚は述べている。ワクチンの認可には同意するものの、既感染者に対して不快な副反応がおきる可能性を指摘している。別の議員は、オーストラリアの55000人に行われたワクチン接種で、最も問題であったのは痒みだった点を指摘している。ハイリスクグループ(食肉処理、農業従事者)に対するQ-vax によるワクチン接種についての、the University of New South Wales による報告では、2002-2006年に豪国内のQ熱感染が50%減少したとの結果が示されている。念のため、Q熱抗体を持たないヒトだけにワクチン接種が行われている。接種計画は、豪政府によって資金提供されている。現在31件のQ熱に関する研究が進行中である。2008年と2009年に研究に費やされる資金はおよそ450万米ドルで、将来的にさらに国際的な研究に同額が提供されることになっている。 |
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