感染症速報詳細

記事日付 20091122
タイトル インフルエンザパンデミック(H1N1)2009-ノルウェー:異株
国名 ノルウェー    
感染症名 インフルエンザパンデミック
概要 [1] ノルウェーで、パンデミックウイルスの変異 Mutation of pandemic influenza A (H1N1) 2009 virus in Norway
和文 http://www.fhi.no/eway/default.aspx?pid=233&trg=MainLeft_5669&MainLeft_5669=5544:81363::0:5667:1:::0:0
The Norwegian Institute of Public Health ノルウェー公衆衛生研究所は20日、新型インフルエンザの検査陽性となった患者3人で、変異したインフルエンザパンデミック(H1N1)2009ウイルスに感染していたことを確認した。当局は、パンデミックウイルスのサーベイランスの中で多数のウイルスの検査を行っている。このウイルスは、多くの点で相同性を有しているものの、一部に変異が認められている。このウイルスは特別なウイルスではなく(normal)、変異のほとんどは恐らくほとんどあるいは全く重要ではない。しかし、変異の1つに特に関心が寄せられている。新型インフルエンザA(H1N1)で死亡した2人の患者、および重症化した患者1人で確認されたことである。この死亡した患者2人は、ノルウェー初の新型インフルエンザによる患者であった。その後に死亡した患者でも検査が行われたが、いずれも同じ変異ウイルスは確認されていない。この変異により、ウイルスがより気道の深い位置に感染しやすくなり、重症化につながる可能性がある。
- ノルウェーでおよそ70件のウイルスを解析し、変異が確認されたのはこの3例のみであった
- 市中での変異ウイルスが感染循環はないが、3人の患者での変異は自然発生と見られる
- ウイルスの変化が、ワクチンや抗ウイルス薬の効果への影響するとの証拠はない

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