記事日付 | 20091123 |
タイトル | デング熱-タイ:(免疫不全の移植) |
国名 | タイ   |
感染症名 | デング熱 |
概要 | 末梢血肝細胞移植の患者のデング熱感染 |
和文 | http://www.pagepress.org/journals/index.php/idr/article/view/idr.2009.e3/1585 要約 熱帯及び亜熱帯地域の蚊族媒介性感染症であるデング熱は、近年世界中で新興しつつある。デング熱感染の臨床症状は、免疫不全患者において悪化する傾向にある。本報告では、タイのバンコクBangkokにあるKing Chulalongkorn Memorial Hospitalに頭痛と発熱、筋肉痛のために1日間入院した、急性骨髄性白血病により末梢血肝細胞移植を受けた16才の女性患者について報告する。入院中に、毛細血管漏出症候群capillary leakage syndrome と進行性の血小板減少症が認められた。デング出血DHFと診断され、血清学的検査とPCR検査で確定診断された。入院から14日目に完全に回復して退院となった。結論として、今回の症例は、末梢血肝細胞移植を受けた患者におけるデング出血熱の初報告例となった。このほか、過去の臓器移植患者のデング熱感染報告についてレビューを行った。 |
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