記事日付 | 20091204 |
タイトル | インフルエンザパンデミック(H1N1)2009-カナダ:age spectrum 年齢分布 |
国名 | カナダ   |
感染症名 | インフルエンザパンデミック |
概要 | H1N1インフルエンザ、若年者において季節性に比べ多数の死亡 H1N1 taking toll on much younger group than seasonal flu |
和文 | http://thechronicleherald.ca/Canada/1155771.html パンデミック H1N1 により誰が入院し死亡したかについての詳しい調査により、このインフルエンザがいかに季節性インフルエンザと違っているのかが明らかになったと、カナダ政府公衆衛生当局の責任者が述べた。季節性インフルエンザでは高齢者の死亡が多いのに比べ、パンデミック ウイルスで最も死亡者の多い年齢層は、これよりもずっと低年齢となっている。季節性より23から45才も若い年齢層が、最もH1N1の深刻な被害を受けていると、記者会見の中で述べた。要約のため、パンデミック H1N1インフルエンザによる入院患者数、集中治療室入室者数、死者数を、一般的な季節性インフルエンザの例として、2007-8年のインフルエンザシーズンと比較して見せた。年齢の中間値で言えば、11月21日現在、カナダにおけるH1N1による入院患者の年齢の中間値は26才で、2007-8年と比較して45才も若かった。ICU入院患者の年齢の中間値は45才で、2007年の68才より23才若く、カナダでのH1N1による死者の年齢の中間値54才は、前のインフルエンザの82才より23才若かった。これまでに329人がH1N1感染により死亡した。約2/3が医学的問題を持っており、これが死亡リスクを高めていたが、1/3には問題は認められなかった。今回のインフルエンザでは、5才未満の小児のあICU入院率が最も高く、次いで45-64才の成人の順であった。国内各地の感染伝播が頭打ちの状態となっているものの、今回の感染の波のピークが過ぎたかどうかを判断するのは時期尚早と警告している。おそらくは、カナダ国民の半数以上がウイルスに感染する可能性を持っており、パンデミック H1N1 が終息するまでには、さらに患者が発生し、死者も出ると考えられる。くり返し、ワクチン接種を受けるよう勧めている。 |
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