感染症速報詳細

記事日付 20091206
タイトル 炭疽-フィリピン:(ルソン)、ヒト、家畜 20091205.4149
国名 フィリピン    
感染症名 炭疽
概要 住民50人が感染 Anthrax downs 50 Isabela villagers
和文 http://www.philstar.com/Article.aspx?articleId=529417&publicationSubCategoryId=67
フィリピンの辺地イサベラIsalela村では、この4週間で少なくとも50人が、炭疽に感染していたcarabao [water buffalo]の肉を食べ入院した。いずれもDicamay 2(Jones, Isabela)の住民で、炭疽に感染していたと見られるcarabaoの肉を食べたあとに、炭疽感染の症状を発症した。村人が感染したほか、10月16日以来、少なくとも6頭のcarabaoが炭疽感染により死亡しており、現地獣医学当局は村全域の炭疽感染流行を宣言していた。carabaoが1頭でも炭疽に感染していることが確認されれば流行宣言を行うとしている獣医師は、村内ですでに6頭の死亡が発生しており、村内および周辺地域のすべてのcarabaoと草食動物へのワクチン接種を指示し、感染拡大に努めていると説明した。
[Mod.MHJ注-2005年以降、フィリピン政府当局は、ただ単に"Disease present but without quantitative data." とだけ報告してきた。従来より、ルソンLuzonはフィリピンで最も感染が深刻な島であった。もし今回の感染流行が10月16日に始まっており、carabaoの感染が続いている中で、この4週間に50人の住民の感染が発生したとすれば、政府の対応が後手に回っているのか、あるいは当局の認識を超えて、the Nueva Vizcaya area 内に感染が広がっているのかのどちらかであろう。いずれにしても、感染流行対策は、獣医学と公衆衛生の両面において不十分と言える]
地図 Bayombong[?] http://www.fallingrain.com/world/RP/48/Bayombong.html

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