感染症速報詳細

記事日付 20091206
タイトル 腺疫-米国:(オハイオOH)、イヌ 20091205.4151
国名 米国    
感染症名 腺疫
概要 保護施設のイヌ、まれな病気で死亡 Rare disease killing dogs at shelter
和文 http://www.wdtn.com/dpp/news/local/logan/Rare-disease-killing-dogs-at-shelter
The Logan County Humane Society(愛護協会)は、非常にまれな疾患で5頭のイヌが死亡したことから、隔離下におかれている。獣医師によると、ウマから変異したウイルスが原因となった上気道疾患である。国内で報告されている感染流行は、一握りに過ぎない。全175頭のイヌが、保護施設内で厳重な監視下に置かれている。施設の責任者は、先週犬舎で5頭が死亡した時には、職員らはひどく当惑していたという。出血性肺炎をおこすことのある、まれな型のブドウ球菌によりイヌが死亡した。10-12時間以内に、イヌの胸腔内は血液で充満し、死につながる。空気感染する細菌であるが、ヒトに感染することはない...
[ModTG注- _Streptococcus zooepidemicus_ は、イヌの出血性肺炎の原因菌と考えられている。非常に致死性の高い疾患で、閉鎖空間にいる研究用動物、保護施設、その他イヌが集まるイベントなどの、イヌの集合する環境では、急速に感染が拡大する。細菌によって、腎臓、リンパ節、脾臓、脳、副腎などの小血管内には、敗血症性血栓が生成される。積極的な全身性の支持療法が必須である。ヒトの往来を制限し、足浴を行い、動物ごとに手袋を替えるなどのいずれも、感染対策となる]
関連項目 20091029.3742 20091017.3567

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