記事日付 | 20091223 |
タイトル | ヨーネ病 Johne's disease-オーストラリア:ニューサウスウェールズNS、ヒツジ |
国名 | オーストラリア   |
感染症名 | ヨーネ病 |
概要 | 高い感染率により、取引制限の可能性あり High OJD infection rates could limit sheep trade |
和文 | http://cowracommunitynews.com/viewnews.php?newsid=3933&id=48 現在のような高率のovine Johne's disease (OJD ヒツジヨーネ病)感染が続けば、取引への影響が出かねないと、ニューサウスウェールズNew South Wales の獣医学当局者が述べた。食肉処理業者を対象として行われたサーベイランス調査によると、低率もしくは中等度であった蔓延地域で、OJDの感染率が上昇していることが明らかになっていると、述べた。2008年のサーベイランスで、中等度感染地域では、39.8%の感染率があり、同地域内の群れの閾値である12.5%の3倍以上を記録し、閾値が0.8%の低率地域の感染率も、カットオフ値の1.3%を超えていると述べた。このような傾向は2009年も続いており、全国的なデータから、これまで感染のなかった地域にも広がりつつあることが判ったと述べた...ワクチン接種は、OJDの感染リスクを大きく低減させる(移動制限以外の)もう1つの方法であり、感染率上昇の理由の1つが、中等度もしくは低率感染地域の生産者らがGudair vaccine を使用していない事かも知れないと語った。 [ModTG注-1980年にオーストラリアで発見されて以来、ovine Johne's disease (OJD) によって大きな影響が出ている。感染拡大が緩徐であり、早期に検出することは困難であり、体重の減少と羊毛生産量を低下させ、未治療であれば成獣のヒツジを、毎年およそ10%死滅させる。OJDは、ヒツジに感染する細菌の_Mycobacterium paratuberculosis_による消耗性疾患であり、主に小腸で増える。小腸壁が次第に肥厚し、吸収障害をきたす。OJDの潜伏期間は長く、2年以上であることが多いが、感染した動物のほとんどが最終的に発症する:突然体調を崩し、3-6ヶ月間のうちに死亡する。Scouring(落屑?)が見られることもあるが、常にあるとは限らない。Merinos(メリノ種)は、雑種や British breed sheepに比べて感染しやすく、ヤギ、シカ、その他の種の動物にも感染することがある。感染したヒツジの治療法はない。ワクチンが存在し、生産者は接種することが勧められる] 出典 http://www.dpi.nsw.gov.au/__data/assets/pdf_file/0011/223994/Ovine-johnes-disease-OJD.pdf など |
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