感染症速報詳細

記事日付 20091224
タイトル 鳥インフルエンザ、ヒト(124) -中国(香港HK):H9N2
国名 中国    
感染症名 鳥インフルエンザ
概要 生後35ヶ月の女児が感染したが、軽症で回復した
和文 http://www.dh.gov.hk/english/press/2009/091223-3.html
The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health当局は、軽症の鳥インフルエンザである、インフルエンザA(H9N2)に感染した、生後35ヶ月の女児の症例について報告した。
CHPの報道官は2009年12月23日、Sha Tin在住のこの女児は、11月下旬に咳・発熱・鼻汁などの症状を発症した、と発表した。the Prince of Wales Hospital に入院となったが、12月11日に退院し、回復している。患者の呼吸器検体から、Influenza A (H9N2) が検出された。現在調査中であり、WHOに報告されている。H9亜型のインフルエンザは、従来からダックやニワトリから検出されている。ヒトへの感染はまれで軽症である。香港の患者からH9亜型ウイルスが検出されたのは、今回で7回目であり、1999, 2003, 2007, 2008 and 2009年に女性5人と男性1人の感染が確認されている...
[Mod.CP注-1999年、the Virus Unit of the Hong Kong Department of Healthによって、1才と4才の患者2名からインフルエンザA(H9N2)ウイルスが分離されている。いずれも女児で後遺症なく回復している。香港において、それ以前からダックやニワトリで検出されていたが、ヒトからH9N2ウイルスが検出されたのは初めての事であった。次に発生したのは2007年3月で、やはり小児で軽症であった。いずれのケースも、それ以上感染が拡大することはなかった。2007年、中国本土南部の深センShenzhen で小児1人が発病して香港に入院となり、2008年には、香港で生まれ中国本土在住の生後2ヶ月の乳児が、H9N2陽性となっている。いずれの場合も、ヒト-ヒト感染感染は確認されていない]

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